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2020年2月25日火曜日

TOEIC公式問題集モノマネ(1)|4~5カ月目|TOEIC900 1年勉強法

こんにちは、ブリキらっこです。

当記事は『TOEIC900 1年勉強法』シリーズの途中となっており、初見の方はこちら『TOEIC公式問題集1冊だけでスコアアップ【勉強法 簡単解説】』から入ることをオススメします!

当記事は、旧バージョンとなっております。こちらの改訂版をご覧ください。


ここでは、TOEIC900勉強法で4~5カ月目で行う、TOEIC公式問題集モノマネ(1)のやり方や注意点についてお話しします。

なお、TOEIC公式問題集モノマネ自体は、4~12カ月の9カ月間ずっと行いますが、レベルに合わせて細かい注意点が違ってくるので、(1) 4~5カ月目と(2) 6~12カ月目で分けて説明しています。

では、始めていきましょう。

1. TOEIC L&R の公式問題集を1冊買う


私がこのモノマネ学習で最初に手を付けたのは、一度英語を諦めたときに買ったTOEIC L&R 公式問題集のVol. 1でした。



ここで、公式が出している問題集であれば、現在最新のVol. 6でもなんでも構いません。



とりあえず、1冊買います。
というより、1冊だけ買います。

というのも、真面目にやっていると、1冊であっという間に2カ月が終わるので、1冊で十分です。

ここで、

「公式問題集でないとダメなの?」

と疑問に思うかもしれません。

絶対に公式問題集でないといけない、というわけではないですが、なるべく公式問題集の方が良いです。

理由は大きく2つあります。

(1) この公式問題集を作っている人たちが、本番のテストも作っており、問題の流れや使用している単語などの傾向が最も本番に近いため

(2) リスニングの話し手が、本番のテストと同じ人であるため

理由(1)はもちろんなのですが、個人的には理由(2)の方を重要視しています。

モノマネする対象が、本番のテストと同じ人であった方が、
その人の声質や話し方のクセに慣れることができ、対策としてはより良いですよね。

よって、公式問題集でモノマネ練習をする方がオススメです。


2. 何周もオーバーラッピング、シャドウィングで仕上げ


問題集についている回答・解説冊子には、リスニングのスクリプトが載っているので、そちらとCDの音源を使って、オーバーラッピングをします。

問題冊子の方はほぼ開きません。

学習の基本的な流れは、前回のYoutubeのスクリプト付き音源のモノマネとほぼ同じです。

要は、教材がYoutubeからTOEIC公式問題集にレベルアップしただけです。

リスニングのPart1からPart4まで全てにおいて、
スクリプトを読みながら、音声を聞き、1文ずつ丁寧にモノマネします。

急いで進めても、発音やコロケーションが掴めなくては意味がないので、自分のペースでゆっくり進めます。

Part1とPart2なら1問ごとに、Part3とPart4なら3問(1パラグラフ)ごとに区切って、
ある程度スムーズに言えるようになるまで、1つ1つ繰り返し練習します。

このとき、音源ほど早く発音できなくてもかまいません

そして、注意点として、
その日やった範囲は、次の日に必ず復習します。

だから、初めのうちは、なかなか前に進まないと思います。
でも、それで良いんです。

テスト1つ分をやり終えた後は、さらに同じテストで2, 3周と、これでもかというくらいモノマネを続けます。

次のテストには進みません。
(TOEIC公式問題集にはテストが2つ収録されています)

何周かしているうちに、
音源と同じスピードでオーバーラッピングできるようになり、
また、スクリプトと発音を覚えるようになってきます。

このタイミングで、シャドウィングに切り替えます。

ほとんど内容を覚えているので、スクリプトを見なくても、
音声を流すと、ほぼ自動的に口から言葉が出てくるようになっているはずです。

ここでのポイントとしては、
スクリプトを読まない分、少し余裕が出てくるので、
音源と自分の発音に相違点がないか言いにくいところはないか
探りながらシャドウィングを行います。

そして、違和感のあるところを見つけたら、その都度訂正していきます。

ほぼ全てシャドウィングできるようになったら、そこでやっと次のテストに移ります。

どうしてもキツイ場合は、早めに次のテストへ移っても良いですが、
問題集自体は絶対に変えずに、2カ月間、その1冊を使い倒してください


さて、いかがだったでしょうか。

「こんなんで、本当にスコア上がるの?」

と不安に思っている人がいると思います。

よって、論より証拠と言いますし、
最後に、私がこの5カ月目を終えて、実際に取得したスコアを載せておきます。


このように、公式問題集たった1冊だけで、リスニングで435点を取得しました。

なので、信用して頑張ってみてください。

ここで、リーディングを見ると290点と、リスニング力に引っ張られて少し上がりましたが、まだまだ低いことが分かります。

ここまでの学習では、リスニングを学習するだけで精一杯でしたが、5カ月目を終えたあたりで、モノマネのスピードが格段に上がり、心に少し余裕が生まれます。

そこで、6カ月目以降は、TOEIC公式問題集モノマネ(2)に加え、ついに、ラダーシリーズなどの多読本を用いたリーディングの学習にも取り掛かります。

2020年2月21日金曜日

初めてのオンライン英会話を終えて|記録

こんにちは、ブリキらっこです。

今回は、ただの日記みたいなものです。

実は最近、オンライン英会話の機会をいただき、ここ2カ月ほど、週2回ネイティブと英語で話す日々を過ごしていました。

そこで、先生を選べるところを、あえて1人に固定して授業を受けていました。

これは、

1. 毎度自己紹介せず、すぐに授業に入れること

2. こちらのクセなどを理解してくれていること

などのメリットがあったためです。
だから、最初は特に何の感情もなくそうしていました。

しかし、終わってみると、とても寂しいものですね。
ついさっき、最後の授業を終えたのですが、ちょっと傷心中です。

むこうからも、

"I'll really miss you." 「とても寂しくなるよ」

と言っていただけて、危うく泣きそうになりました。

今回の英会話では、
発音の抑揚を学べたことだけなく、
返答の速度が格段に速くなったこと、
それから文法のバラエティーが増えたことなど、
とても多くのことが得られました。

たった2ヶ月でしたが、本当に有意義な時間になったと思います。
空いた時間のスモールトークなども、とても楽しめました。

最後は、先生に感謝を英語で伝えられて嬉しかったですね。

また、今回このような機会をいただけたことに、心から感謝いたします。
関係者の方々には、後日しっかりとお礼を言いたいです。

今日のこの気持ちを忘れずに、今後も語学に励みたいと思います。

そして、今後は身に着けてきたものを日常や仕事で活かして、さらに成長して、いつかは海外で経験を積めたらとっても良いですね。

まぁ、これくらいです。

今日はもう傷心なので、
とりあえず、飲酒して寝ます。
こういうときの飲酒は大事。

ただの日記みたいなものでした。以上です。

2020年2月18日火曜日

単語学習、中学文法復習、Youtubeで発音を定着|1カ月目|TOEIC900 1年勉強法

こんにちは、ブリキらっこです。

こちら旧バージョンの記事になります。改訂版はこちら

ここでは、TOEIC900 1年勉強法の最初の1カ月でやることについて、実際に私が行ったことの詳細や注意点について解説していきます。

タイトルにもある通り、最初の1カ月で主にやったのは、単語学習、中学文法、Youtubeでの発音練習です。

正直、この最初の1カ月が一番しんどいですが、英語を勉強をする習慣基礎を身に着けるのに必要なので頑張りましょう。たった1カ月の話です。

では、それぞれ解説していきます。




1. 単語学習


私が主に使用したのは、みんな大好き『金のフレーズ』です。


金のフレーズの良いところは、TOEICに必要な単語が濃縮されているところです。

ただし、単語の発音記号が載っていないので、発音を付録の音声で確認しなければならないのが、少し難点です。

正直、中学単語がすでに身についている人は、あとはこの単語帳だけでTOEIC900近くまでとれると思います。というか、私が実際に900点を取得しています。

具体的な勉強法としては、1日50語または100語と決めて、朝食後や通勤中の30分に単語を覚えます。

覚え方としては、ただ英語を読んで日本語を読むのではなく、実際に単語を声に出して発音と一緒に覚えます

そして、例文を読んで意味を理解したら、そちらも声に出します。
電車の中や食堂などでは、大きい声は出せませんが、そういった場では軽く口ずさむだけでも良いです。

決して1つの単語をじっと見つめて覚えようとしたり、書いて覚えようとしたりしてはいけません。

先述した方法によって、1単語を10~20秒程度の間に目と口で覚え、パッパッと進めていくことです。

20単語ほど覚えたところで、最初の1単語に戻って、日本語を隠して意味を思い出します。

このとき、すぐに意味が出てこなければ、グダグダ考えずに答えを見ましょう
答えを見た場所には、後で分かるように付箋やマークを入れておきます。

あとは、これをひたすら繰り返すだけです。

その日に覚えた単語は、その日の晩か、次の日の朝に、パラパラとめくる程度でもいいので、軽く復習します。

そして、1日おいてまたパラパラと復習します。

このとき、あまりにも覚えている単語が少ない場合は、同じ方法でまた覚えなおします。
十分に覚えていた場合は、覚えた単語の付箋なりマークなりを外して、定期的にパラパラと復習します。

このように、最初の方は短期間に反復して復習することが大事です。
そして、復習の回数を重ねるごとに、その期間を延ばしていきます。

最後は、思い出したときに単語帳を眺める程度で、記憶をキープできるようになります。

目的は記憶することなので、方法はどんなものでも構いませんが、
個人的には以上のように短期間に何度も復習する方法が忘却曲線の理屈上、ベストだと考えています。

あらゆる勉強においてそうですが、
大事なのは、やった時間ではなく、やった頻度です。

2. 中学文法復習


私は真剣に勉強し始めた時点で、中学文法がだいぶ曖昧になっていたので、復習しました。

「完璧だぜ!」という方は、やる必要ない気がします。

TOEIC Part5の一部の問題を除き、その他の問題で出てくる文法は、大概が中学文法です。

大過去や置換など、高校レベルの内容も多少はありますが、中学文法に毛が生えた程度のものです。

なので、中学文法ができていれば、TOEICで困ることはそうそうありません

よって、少しでも不安がある場合は、とにかくまずは中学文法を復習しましょう。

私が文法の復習に使用したテキストは、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』です。


こちら、本来はスピーキングで瞬時に英作文をするためのトレーニング教材ですが、中学文法の確認にも役に立ちます。

こちらのテキストには、テキストの使い方や瞬間英作文の学習の進め方が載っています。

しかし、私自身は、この当時「一先ず中学文法の復習ができればいいや」という考えでいたので、違う方法で使っていました。

私の方法では、気分に合わせて毎日1~4ページずつ取り組みます。

まず、1ページ分の例文の日本語を英訳します。
分からなかったらグダグダ考えずに、すぐに答えの英文を見ます

次は、また同じページで英文を日本語訳します。

最後に自分でオリジナルの文章をいくつか作ってみます。

なお、全部頭の中でやります。ペンは持ちません。

やったのはこれだけのことです。
復習としてはこれだけで十分だと思います。
そして、こちらも単語同様に、その日の晩や次の日の朝にパラパラと軽く復習します。

正しい発音が身についていて、英会話優先で力をつけたい人は、テキストで紹介しているやり方に従って、学習するのが近道だと思います。


3. Youtubeで発音練習


正直、単語や文法なんかより、発音を体に叩き込むことの方が遥かに重要です。

単語や文法などは、後の学習で自然と身に付く可能性がないことはないですが、
発音が身についていないと、そもそも次の学習に進めないので、
この発音練習が一番重要になります。

この練習では特に、r, l, th, d, s, sh, h, f, v, b, z, j 辺りの子音を覚えます。

r, l, thに関しては日本語に存在しない発音ですし、その他は日本語では同じ音として混合して使われてしまっています。

英語では、口の形や舌の使い方によって、発音が細かく分かれているので、それを体に叩き込みます。

ここで、ə(シュワー)やaeなどの日本語にない母音もありますが、母音は子音に比べて難しいので、この段階ではそこまで意識しません。

というか、この段階では、子音以上に音の違いが分からないと思います。

よって、母音はあとで自然に分かるようになってきてからで良いです。

子音の発音の勉強方法としては、
Youtubeに上がっている発音に関する動画を色々見て、モノマネするだけです。

私が主に利用していたのは『あいうえおフォニックス』です。
アリーとファジーというキャラクターが可愛いくて、楽しく学べました。

他にもYoutubeでは色んな方が発音についてレクチャーしているので、
自分が正しく発音できているか確信を得るためにも、
色々見て回ることをオススメします。

発音を覚える過程で、覚えた発音を使うような単語をいくつか読むと効果的です。

たとえば、v, l, rを覚えたら、videoやvolunteer, variety など、ゆっくりと声に出して読みます。

また、実際に自分の声を録音して聞くことや、
googleの音声検索機能などを使って音声認識されるか否かで、
自分の発音の良しあしを判断するとさらに良いです。

私自身、未だにgoogleの音声認識で、文章を正しく読めているか確認することがあります。
とても有用なツールだと思います。

「どれくらいできるようになったら良いの?」

ということに関しては、
類似する発音をもつ単語を連続して読み上げたときに、
9割がた正しく発音できるようになったら、この発音のお勉強は卒業して良いと思います。

例えば、

(1) sheet, seat, seven, shelves, serve, salt, silk, show, simple, shirt

(2) zoo, this, those, thought, length, death, dear, there, supervisor, 30th

(3) heaven, health, fear, feel, help, felt, volunteer, bike, vendor, borrow

みたいな感じです。

ゆっくりでも良いので、思いつく限り似たような発音を含む単語をどんどん読んでいって、9割がたちゃんと子音を発音できるようになっていればOKです。

発音の勉強で役立つ考え方としては、

日本語は、口の形や舌の使い方がどうだろうが、音がだいたい似ていればOKな言語」

それに対して、

英語は、口の形や舌の使い方が正しくないと、正しい音になってくれない言語」

という風に個人的には捉えていました。

要は、最初は音の違いなんてわかんなくても、口の形や舌の使い方だけ意識して真似てれば良いのです。

そうすると、勝手に正しい発音になってくれます。

心配しなくても、長く勉強を続けているうちに、それらの細かな音の違いを認識できるようになってきます。頑張りましょう。


4. 最後に


いきなり英語の勉強を習慣化しようとしているので、当然うまく行かないと思います。

サボって自己嫌悪に陥る日もあると思いますが、それでも自分を許して切り替えていくことが大事です。

私自身、単語はほぼ毎日欠かしませんでしたが、文法や発音は土日は勉強しませんでしたし、3日に1日は片方サボっていたような気もします。

別にやる気がでなかったらサボってもいいんです。

大事なのは、とにかく長く続けることです。

2020年2月14日金曜日

この勉強法でTOEIC900とって辿り着けるゴール|TOEIC900 1年勉強法

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、私の行った勉強法でTOEIC900を取得した結果、何をどこまで身に着けられるのか、また、身に着けられないのか、正直に話します。

TOEIC900勉強法で得られた力


(1) TOEICレベルの速度の会話なら、短い会話文を理解して、適切な応答ができる

(2) TOEICレベルの速度の会話なら、長い説明や会話でもほとんどの内容を理解できる

(3) 洋書を読む際に、知らない単語だらけでない限り、ほぼ英語のままスラスラ読める


TOEIC900勉強法では得られなかった力(2020年2月時点)


(1) ネイティブの日常会話レベルTOEICの1.5~2倍くらい)の速度の会話になると、聞き取れない部分が出てくる

(2) ネイティブが使うようなスラングや崩した表現、慣用句が混じった会話になるとお手上げ

(3) 日常の長話、邦画、ニュースなど、緩急があるリアルな会話になると、途中で聞き取れなくなってしまう

(4) 英会話において、短い応答や説明はある程度できるが、物事の詳細な説明はまだ難しい

(5) ボキャブラリーが圧倒的に足りない

(6) 単語の細かいニュアンスなどがまだ掴めていないため、たまにミスリーディングが発生してしまう


まとめると、TOEICレベルの短い会話の応答や読み物に対しては動じなくなります

しかし、海外で外国人の方と仕事をできるかというと、リアルな会話力や説明力などの点で、まだまだ難しいのではないかと思えます。

英会話の能力も身に着けるつもりで考えた勉強法でしたが、以上のような点で伸び悩んでいます。

また、最近、ネイティブと英会話をできる機会をいただいたのですが、
そこでの会話を通して、これ以上のレベルに至るためには、留学や英会話教室等に通うことも必要なのではないかと考えています。

もちろん、極力お金を使わないのがモットーなので、できそうなことは試すつもりです。

とはいえ、まだまだできないことの方が多いように感じますが、私の勉強法でも、これくらいのレベルには辿り着くことができます

以上のことを理解した上で、

「そんなもんでもいいから、とにかく英語力つけたい!TOEIC高得点取りたい!」

と思った方がいれば、当ブログのTOEIC900勉強法をぜひご活用ください。

お金をかけずに最短1年でTOEIC900取得できる勉強法【TOEIC900 1年勉強法】

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、最短1年間TOEICスコアを500点から900点に上げる勉強方法を紹介します。

「最短1年間」と言う根拠は、私自身が約12カ月の学習で900点を取得したからです。
(それまでのTOEICスコアの道筋はこちらから)

また、私の場合、就職活動で7カ月ほど英語学習を中断したため、約12カ月の勉強期間には、リカバリーに費やした時間も含まれます。

よって、そういった中断がなければ、人によってはもっと早く900点に届くかもしれません。

ちなみに、かかった費用約13,400円と、スタディサプリ5カ月分に満たない金額で、お金をかけずに実現しました。詳細はこちら

初見の方やお急ぎの方は『TOEIC公式問題集 1冊だけでスコアアップ【勉強法 簡単解説】』の記事で、先に概要を掴んでいただいた方が、話が早いと思います(親切心)


はじめに


この勉強法は、いかにお金と(1日あたりの)時間をかけず
そして苦しまずTOEICと英会話の両方を勉強できるか、
という点に焦点を当てて考えた勉強法です。

なお、中高とそれなりに英語をやってきて文法の基礎知識があること、
または、TOEIC500程度はすでに取得できることが前提となります。

そうでない方は、まずは中学文法を身につけましょう。

また、勉強法について読む前に、以下の3点だけは事前に理解して欲しいので、読んでいただけると幸いです。

期限を設けて具体的な目標を掲げよう

モチベを保つために自己分析をよくしよう

この勉強法でTOEIC900とって辿り着けるゴール

以上を読んで納得された方は続きをどうぞ。
では、本題の勉強法を見ていきましょう。


TOEIC900勉強法


1カ月目(期間:1カ月)
単語学習 [改訂版](1 min ~1 h / day)(旧版)
中学文法復習 [改訂版](30 min ~ 1 h / day)
Youtube発音学習 [改訂版](30 min ~ 1 h / day)

2~3カ月目 (期間:2か月)
Youtubeスクリプト付き音声モノマネ [改訂版] (30 min ~ 2 h / day)

4~5か月目(期間:2カ月)
TOEIC公式問題集モノマネ(1) [改訂版] (30 min ~ 2 h / day)

6~12カ月目(期間:7カ月)
TOEIC公式問題集モノマネ(2) [改訂版] (30 min ~ 1 h / day)(旧版
多読本ラダーシリーズを読もう [改訂版] (1 h ~ 2 h / day)(旧版

12か月目のみ
Part7の解き方訓練(まとまった時間があるとき)

1~12カ月目の全期間において、
気が向いた時でいいから物事を英語で考える英語で独り言を言う。

※ 各項目の横の (30 min ~ 2 h / day) は、1日あたりの学習時間が、その日の気分やコンディション次第で、30分~2時間の間で変化することを示しています。気楽にやることが大事です。


以上です。いつ何をやるべきなのか、分かりやすいように時期別に示しています。

一目見れば何をやったか想像がつく勉強法ばかりですが、一応それぞれのリンクから各勉強法の詳細や意識すること、そして注意点などの解説へ飛べます。

やったのは本当にこれだけのことです。
そして、リクエスト等がない限り、これ以上の冗長な説明はするつもりはありません。

というのも、私自身がそういった広告費目的のよくあるTOEIC勉強法記事に時間を食われ、苦しめられたからです。

最後に、私が参考にしたYoutuberの方のリンクを張っておきます。
勉強法についてはもちろんですが、英語を勉強するマインドを作っていく上で役立ちました。自分の先を行く人たちの動画を見るのはモチベに繋がるのでオススメです。

Atsueigoさん:https://www.youtube.com/user/fzsdjbncf2000

英会話Ryutubeさん:https://www.youtube.com/channel/UCoTKpC6ZAebZzmLqCnnTcwA

AK-Englishさん:https://www.youtube.com/channel/UCWdFb_w3JI1BPTiBCXERg2Q

Rachel & Junさん:https://www.youtube.com/playlist?list=PLNB5_GMK6YzG0jPN3CaR4dGv0FW67NUAS


モチベを保つために自己分析をよくしよう|TOEIC900 1年勉強法

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、英語及びTOEICを勉強するにあたって、最も重要なこと2つ目についてお話しします。

それは、タイトルにもあるように、

モチベを保つために自己分析をよく行う

ことになります。

きっとこの記事を読んでいる人なら、その多くが英語学習で挫折してきたと思います。

その挫折を経て、

「あー、まぁいっか」

と流してしまうのではなく、

「なぜ続かなかったのか。どのポイントで躓いたのか。自分の性格に合うようにカスタマイズできないか。何かモチベを保つための材料はないのか」

内省して、改善を図ることが重要です。まさに自己分析です。

さらに、他サイトやYoutubeなどで勉強法に関する色んな情報を吸収して、自分にフィットする勉強法を自ら考えていくことが重要だと思います。

たとえば、当ブログでは、私自身の勉強法について解説していますが、絶対にこれに従う必要はないということです。

当然、私の勉強法が皆さんにもフィットすれば、そのままで良いのですが、
一番重要なのはできるだけ毎日勉強を続けることなので、
そこを満たせさえすれば、アレンジしたっていいわけです。

そのために、自己分析をして、自分が前向きになれるように、自分自身に仕向けましょう


具体例として、実際に私自身がモチベを保つために行った自己分析と行動をお話しします。

私の場合、学部4年生になる春に一度、TOEICを志し、すぐに諦めてしまいました。そして1年後、勉強が続かない理由は、おそらく大きく以下の3点であると推測しました。

(1) 具体的な目標がないため危機感が薄く、本気になりにくい

(2) リスニングでは音源を聞くだけといったTOEICためだけの勉強をしていて、実用性を重んじる性格に合わない

(3) 普段は研究のことで頭がいっぱいであるため、TOEICのPart別の対策など、いちいち細かい勉強法を考えて実行するのが面倒だった(単純化・パターン化するべき)

よって、この3点を解決するために、以下の3つの対策を考えました。

(1) 期限を設けた具体的な目標を定める

(2) 大学内で週1、30分ほどの無料英会話クラスに通って恥をかく

(3) 英会話の勉強TOEICの勉強を同時にできる単純な勉強法を提案する

対策(1)は、『期限を設けて具体的な目標を立てよう』の記事で説明した通りの対策です。

対策(2)は、大学内に週1回30分ほど、お昼の時間に行われる無料の英会話クラスに参加して自ら生き恥を晒しに行くことです。

ここでは、追い込まれると必死になる自分の性格を利用しました。

英会話クラスといっても、会話するのはほとんど日本人の学生同士なので、わりとゆっくりで聞き取りやすい英語です。

しかし、全く英語が聞き取れなくて話せない私にとっては、自らの羞恥心と危機感を煽るのに十分でした。

対策(3)は、当ブログで紹介している『お金をかけず最短1年でTOEIC900を取得する勉強法』を提案したことになります。

このように、

「自分がどうしたら頑張れるのか。今の勉強法の何がフィットしないのか」

について、自己分析を良く行い、より具体的なオリジナルの対策を立てて実行することが重要です。

このことを理解した上で、当ブログの勉強法記事を読んでもらえればと思います。

期限を設けて具体的な目標を立てよう|TOEIC900 1年勉強法

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、TOEICを勉強するにあたって最も重要なことの1つ目について話します。
これは、私の勉強法に限らず、どんな方法で勉強するにおいても大切なことです。

大した内容ではないですが、その重要性について伝えるために、わざわざ一本の記事にしています。

英語、特にTOEICを勉強するにおいて最も重要なこと、
それは、タイトルにもある通り、

期限を設けて具体的な目標を立てる

ということです。

「当たり前じゃん」

と思うかもしれませんが、案外、

「○○○点、取れたらいいなー」

くらいの気持ちでなんとなく勉強している人は一定数いると思います。
そんなぬるい気持ちではなくて、本気で具体的に目標を定めることが大事なのです。

それはなぜかというと、ぬるい目標だと、勉強が続かないからです。

しばらくTOEICを勉強している人は若干気が付いているかもしれませんが、英語力及びTOEICスコアの向上のためには、ほぼ毎日の勉強が必須です。

小手先でとれる点数は、700点前後が限界で、しかもそのスコアは安定しません

そして、近年、TOEIC自体も変化し、そういった小手先でスコアを取れないようなものになってきました。

つまり、結局、コツコツ真面目に毎日やるしかないのです。

よく言われることですが、英語は筋トレに似ているのです。

そこで、重要なのが目標です。
目標に期限と具体的なスコア等をはっきりさせておくだけでも意識は大きく変わります。
そして、さらに理由をつけるとより効果的です。
例えば、以下のような目標です。

「就活が本格化する前に、11月までの7カ月間でTOEIC700は絶対に取る。理由は、就職活動でTOEICスコアがないことは、ある人に比べて不利だし、研究以外にも履歴書に書くことのレパートリーが欲しいこと。それに、就職後は海外赴任や昇進といった機会に必ず必要になるから、きっと役に立つ。学生のうちに勉強しない理由はない」

「今から12カ月後の3月までに、TOEIC800は絶対に取る。理由は、今の会社の給与に不満があるので転職したいこと。それも転職先は海外で仕事ができるような会社が良い。そして、ついでにスタバでカッコよく洋書を読みたい!」

以上の例のように、
まずは、期限とスコアに具体的な数字を設けます。

そして、さらに、

自分の危機感を煽るような消極的な理由と、
自分が前向きになれそうな積極的な理由

その両方をできるだけ具体的に掘り下げます。

これが目標を立てるということだと思います。

やんわり「こうなればいいなー」ではダメなのです。

ついでに、1つ目の例は、実際に私が立てた目標です。
結果的に10月には725点を取得し、これのおかげかは分かりませんが、私の就活はわりと有利に進めることができました。

徹底的に、そして具体的に目標を定め、常に自分に問いかけます

これが最も重要なこと1つ目です。



2020年2月10日月曜日

面接 逆質問の回答例を教えます

こんにちは、ブリキらっこです。

読者の方から、

「逆質問の回答例を教えてください」

という質問をいただきました。実はそちらに関しては、

その他よくある質問の答え方と例

の記事で、すでに述べているので、そちらをご覧ください。
他の質問への回答例などの一緒にまとめてあるので、よろしければ見てみてください。

「もう読んだけど、他にもっと良いのないの?」

という方へ、ごめんなさい。
私の知りうる限りでは、どの企業でも使えるのはこの記事で解説しているものだけです。

他サイトには30問とかかなりのレパートリーがあるみたいです。
しかし、個人的には、その中から選んで3つくらい覚えておけば問題ないと思います。

逆質問を10個覚えることに時間と脳の量量を割くより、自分寄り質問や企業寄り質問への回答を練って、それらの話の要点を覚えておく方が何倍も重要です。

2020年2月9日日曜日

『頑張ったこと』『自己PR』でボランティア活動について書いちゃダメ?

こんにちは、ブリキらっこです。

今回は、読者の方から、

「ボランティア活動の経験を履歴書に書こうと思うのですが、どうでしょうか?」

という質問を受けたので、ここではそれについて理由とともに答えていきます。

結論から言えば、個人的にはオススメしません
ごめんなさい。でも怒らずに聞いてください。
ちゃんと理由があるんです。

なぜかというと、ボランティア活動は、マインドその1の条件である『経験』『能力』『性格』のうち、『能力』の要素を中々満たしにくいからです。

ボランティア活動というのは、大抵が短期ですし、(私の経験上ですが)ほとんどの場合は言われたことを淡々とやるだけなんですね。

つまり、主体性をもって思考や工夫を凝らした過程が薄く、マインドその1における『経験』『性格』はともかく、『能力』の要素がほぼないんですよね。

これが、

「自らボランティア活動の企画を立ち上げて、イニシアティブをとって行動してきた中で、何かを学んで身に着け、成長してきた

とか、

「夏休みの長期ボランティア活動に参加し、自分の強みを活かして発生した難題を解決した」

とか、それなりに『能力』の要素に結び付けて語ることができるのなら、ボランティア活動でも『頑張ったこと』や『自己PR』を書いても良いと思います。

しかし、ボランティア活動というのは、大抵がそうではないので、あまり良いアピールの手段にはならないと思います。

あと、ついでに言っておくと、

「当職は、(親の金で)海外ボランティア活動に参加して(言われた通りの仕事をやって)きたんだ。お前らとは違う。恵まれない子供たちのボランティアをする中で、命の大切さを学んできたナリ(TOEICは400点)」

という具合に、(これといった頑張りや能力向上はないが『海外』でボランティア活動をしたという、ある種レアな『経験』をことさらに主張して評価を得ようとする人がいます。

しかし、個人的に、これは二重の意味で逆効果だと思います。

この理由は、まず、1つ目に、先述したように、これでは『能力』の要素を伴わないということがあります。

さらに、2つ目に、『海外』の場合は、明らかに多くの費用と時間を必要としますから、その分、意識して過ごしていれば、そこで何か身に着けてきたものは多いはずなんですね。

それなのに、「命の大切さ」を学んできただけで、自ら何か考えて物事を解決に導いたこともなければ、英語力の向上すら目指していなかった。ともなれば、

「この人、いったい何しに行ったんだろう?何か成し遂げて成長した気になっているだけで、実質、インスパイアされて帰ってきただけの人じゃん」

と捉えられて当然ですし、もうおしまいですよね。
レアな経験ほど、ちゃんと中身を伴っていないとその裏返しが怖いんですよ。


また、ボランティア活動というのは『非営利』ですが、企業『営利』団体です。

そのため、自己アピールのメインである『頑張ったこと』や『自己PR』内容がボランティア活動だと、企業の求める人材や事業・理念などに対し、中々うまく結びつかないところが出てくる可能性があります。

そう考えると、『頑張ったこと』や『自己PR』にボランティア活動のことを書くのは避けて、もっと書きやすくて、話を広げやすい『経験』を使った方が良いと思います。

もちろん、ボランティア活動自体は無駄ではないですし、1つの素晴らしい経験ですから、あくまでもサブとして扱い、面接などで機会があれば話すと良いでしょう。


どうでしょうか。
そこそこ納得してもらえる説明だったのではないかと思います。

あと、個人的には、以上のような考え方からオススメしないというだけで、別にダメっていうわけではないですよ。
これを読んだ上でも、書きたいな、とか、うまく書けそうだな、と思ったら、もちろんそうした方が良いと思います。その辺は自己判断です。

今回は以上です。ではまた。

やはり就職活動に必勝法はない|おわりに

こんにちは、ブリキらっこです。

これまで全16回にわたって、就職活動について解説をしてきました。

私が自身の就職活動の中で知り得たノウハウを惜しげなく、かつ可能な限り濃縮してお送りしてきたつもりです。

しかし、最後に言っておかなければならないことがあります。

それは、この就活解説を読んだからといって、
必ず就活に勝てるわけではないということです。

第1回でも言ったように、就活に必勝法はありません

これまで解説したのは、あくまでも、勝率を挙げる方法です。

ただし、私の就活解説をサポートとすれば、読者の皆さんの思考と努力次第で、勝率は限りなく高いところまで上げることができると思います。

私自身がその証拠です。

私の就活解説を読んだ上で、さらに自ら考え、行動して、より良いエントリーシート及び履歴書作り、面接対策に励んでください。

そして、言いたいことはもう1つ。

これは読者の皆さんもなんとなく分かっていることと思いますが、
エントリーシートや履歴書は、腰を据えて考えることができる一方で、
面接に関しては、不確定要素が多々あります。

よって、いくら面接対策を頑張っても、想定外の質問に苦戦する場面が必ずあると思います。

しかも、面接中は、私が紹介してきた回答のコツやフォーマットをいちいち思い出して、文章構成をじっくり考えている時間はありません

しかし、心配はご無用だと思います。

これまでの全16回の記事全てを読み、
エントリーシートや履歴書を十分なクオリティで仕上げ、面接対策も熱心に取り組んできた皆さんなら、きっと大丈夫です。

なぜなら、それらに熱心に取り組んでいる間に、皆さんの中には『就職活動に必要なマインド』が深く刻まれ、回答のコツやフォーマットが、一種の習慣・クセのようなものになって身についているはずだからです。

脳裏に焼き付いたそれらが、きっと土壇場で、皆さんの窮地を救ってくれるはずです。

ですので、自信をもって臨んでください。


以上、メイン記事の最後に言っておきたいコトでした。

当ブログの解説が、皆さんの就職活動に役立つことを心から願っています。

健闘を祈ります。

目次≫就活のすゝめ

失敗から学んだ面接で必ず意識するべきコト|面接対策

こんにちは、ブリキらっこです。

今回は、私が9社中の2社の二次面接落選から学んだ、面接で必ず意識するべきコトをお話ししたいと思います。

面接でいかなるときも欠かして欲しくないコト、

それは、笑顔です。

微笑みとでも言うべきでしょうか。
接客業をやっていた人は、接客スマイルです。
新卒者ですし、フレッシュな雰囲気も意識しましょう。

状況や空気によっては、笑顔ではない方が良いシーンもあるかもしれませんが、そういった例外ではない限り、笑顔を絶やさないでください。

面接官がぶっきらぼうな態度の面接もあります

でも、それは向こうも緊張しているからです。

人事部の採用担当の方は、就活の時期は説明会はもちろん、1次面接など担当することが多いので、比較的多く就活生と話す機会があります。

しかし、2次面接、最終面接と進むと、普段は人事と関係ない部署で仕事をしている方々が面接にあたるわけです。そりゃ、面接官だって緊張して当然ですよね。

つまり、お互いナーバスなわけです。

お互いナーバスなまま、ナーバスに面接を始めたら、会場の空気会話のテンポも、当然悪くなります

だから、面接会場に入った途端、張り詰めた空気を感じることもあるかもしれませんが、そんなときこそ、就活生から笑顔でハキハキと話して、話しやすい空気を一緒に作っていく必要があるのです。

一緒に面接のムードを作るのです。

そのために、面接では、こちらから笑顔を絶やさないようにしましょう。


私は2社の落選を経験しましたが、そのうち1社は確実に、ナーバスな空気に飲まれたのが原因だったと確信しています。

もう1社はまた別の理由ですが、それについては別の記事でお話しします。

ここで伝えたいことは、とにかく笑顔。それだけです。

皆さんは同じ失敗をしないように、ぜひ、心がけてみてください。

次回は、最後に伝えておきたいことを話して、就活解説メイン記事はおしまいです。

続き≫やはり就職活動に必勝法はない

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2020年2月8日土曜日

その他のよくある質問の答え方と例|面接対策

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、過去現在質問にも未来質問にも括られないけど、よく聞かれる質問を答え方や回答例とともに紹介します。

(※ 記事を一通り読み終わったら、今度は記事を参考として見つつ、自分でも実際に書いてみてください。受動的でなく能動的に行動に移すことが重要です)




Q1. 「最近もっとも関心のあることは何ですか?」or「最近気になったニュースはなんですか?」


私自身はメーカー志望だったためか、9社中2社ほどでしか、この質問を聞かれませんでしたが、対策しておいた方が良いと思います。

この質問では、暗黙の了解で時事問題を尋ねられているので、決して芸能関係などのゴシップ等を答えないように注意してください。

個人的には、その企業に関連するようなニュースを取り上げて答えると、業界や企業への関心を示せてより良いと思います。

そのためにも、選考が始まってからも、業界・企業研究は継続的に行うようにしましょう。


Q2. 「隣の人の意見をどう思いますか?」(集団面接)


この質問は、事前の対策のしようがありませんが、こういう質問がくることは心に留めておきましょう。それだけでも違います。

そして、この質問に対応するために、一緒に面接をする他のメンバーが話しているときは、話をちゃんと聞くようにしましょう。

このとき、ただ話を聞くのではなく、話している人の方に、目を向けて、体を少し傾けることで、面接官にあなたがちゃんと他の人の話を聞いていることをアピールしましょう。

グループ面接では、自分が答える番がくるまでの時間に、どうしても考えて上を向いてしまいがちになります。このように、土壇場で焦らないために、事前の面接対策ではできる限りのことをしておきましょう。

また、少し脱線しますが、この質問に関連するものとして、グループ面接では、他のメンバーより頭1つ抜けるための方法があります。

それは、自分が回答をするときに、すでに聞いた他のメンバーの話を引用する方法になります。

分かりやすく具体的な例をもって示すと、

例えば、Aさん、Bさん、そして私(いつもの例の人物)の3人まとめてのグループ面接で、『頑張ったこと』について尋ねられ、先にAさんとBさんが答えた状況だとします。

このとき、Aさんは「高校時代に生徒会長をして、全然役に立てなくて仲間の信用を失ったけど、最後まで奮闘した」といった旨の話をしたとします。

ここで、これから答える私の『頑張ったこと』は「テニス同好会の会長を務めた」話ですが、単にそのまま答えるのではなく、あえて以下のように答えます。

「はい。私の頑張ったことはテニス同好会での会長職です。えっと、先ほどのAさんの生徒会長時代の話と少し似ていて驚いたのですが、実は私も、会長としての最初の仕事で、信頼を失ってしまったんです…」

このように、すでに他の人が話した内容を引っ張ってきて、自分の話と繋げて答えます

このとき、Aさんの方を手のひらで示したり、面接官とAさんの間で視線を行き来させたりなど、ジェスチャーにも気を使うとなお良いです。

これを誰よりも先行してやることで、自分が人の意見を聞いていたことを、能動的に伝えることができ、頭1つ抜けることができます。

私自身、全てのグループ面接で、他人の発言と自分の話の関連事項を探しては、この方法を使って、誰よりも先手を打っていました。

ただ、この方法を使うには、面接の最初の挨拶のときに、一緒に受けるメンバー全員の苗字を覚えておいて、さらに、ある程度彼らの話に耳を傾けておく必要があります。

さすがに初めの方は緊張していて難しいと思うので、無理にやろうとはせずに、できるときにできればやるといったスタンスでいると良いと思います。


Q3. 「この面接は自己採点で何点ですか?」


この質問に対しては、正直に答えましょう。

そして、必ずその点数である理由を述べるようにしましょう。

最後に、面接官から見て、どうだったかを聞くのも良いと思います。

回答例としては、

A3. 「はい。個人的には、60点くらいかと思っています。理由は、前半でどうしても喋りが固くなってしまったことと、それを気にして、後半では逆に話過ぎたような気がしたことです。今後の選考に活かしたいので、よろしければご意見いただけないでしょうか?」

みたいな感じです。


Q4. 「最後に何か質問はありますか?」(逆質問)


この質問については、本当に聞きたいことがあって、それについて質問するというのが理想的な流れです。

しかし、実際は聞きたいことがないということはしばしばあります。

だからといって、

「いやー、うーん、特にないっすねぇ(クチャクチャ」

ってのもいかがなものかと思いますよね。

よって、質問がない場合の回答例をいくつか紹介します。

A4.1 「私は御社に入るにあたって○○をしておこうと思うのですが、御社から、私が入社までに勉強をしておいた方が良いことなど他にございますか?」

A4.2 「今回の面接で、私個人としては少し話過ぎてしまったと思ったのですが、他に直した方が良いところなどございますか? もし次回の面接の機会がいただけたら、そこで活かしたいです」

A4.3 「もし次回の面接の機会をいただけたら、そこで気を付けておいた方が良いことなどございますか?」

もし、上の質問が使えない状況で、本当にそれ以上何も質問がない場合は、

A4.4 「(前回の面接や)説明会などでも質問させていただいたので今回は特にございません」

礼をもって述べましょう。

また、面接時間が長引いてしまった場合は面接官の方から、

Q4' 「すみませんが、次の面接まで時間がないので、質問の時間は省略させてもらっても良いですか?」

と申し出てくる場合もあります。そのときも、

A4' 「はい。(前回の面接や)説明会などでたくさんお伺いさせていただいたので大丈夫です。お気遣いいただきありがとうございます」

と、答えましょう。

続き≫失敗から学んだ面接で必ず意識するべきコト
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2020年2月7日金曜日

よくある未来質問の答え方と例|面接対策

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは自分と企業の両方の未来に関わる質問『未来質問』の中でも、よく尋ねられるものについて、答え方や回答例とともに紹介します。

また、回答例はこれまでの『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と同じ人物が書いた体です。

ここで、未来質問に答えるにあたって最も重要とも言える、マインドその2について簡単に振り返っておくと、重要なのは、

(1) 自分の『経験』『能力』『性格』を根拠に結び付けて答えること

(2)『経験』『能力』『性格』を『技術』としてではなく『素養』として見せること

これらはあらゆる未来質問において共通事項です。

マインドその2の詳細はこちらから。

また、志望動機の書き方を見てもらえれば、回答例があるのでマインドその2について、より具体的かつ感覚的に理解できると思います。

(※ 記事を一通り読み終わったら、今度は記事を参考として見つつ、自分でも実際に書いてみてください。受動的でなく能動的に行動に移すことが重要です)




Q1. 「就職先を選ぶ際のポイントを教えてください」or「就活の軸を教えてください」


この質問は、必ずと言っていいほど尋ねられる質問であり、『志望動機』の書き方でも言及した『就活の軸』を問うものになります。

まぁ、『志望動機』の掘り下げみたいなものですね。

『就活の軸』は、最初から定めておいて企業選びをするのが理想的です。

しかし、先に企業を選んでしまって、その全てに共通する『就活の軸』を頑張って探すという手もなくはないです。

ただし、

「インターンで行った会社テキトーに選んだわー(ホジホジ」

みたいな人がたまにいますが、そういう甘く見ている人は確実にこの質問で躓きます。

なぜなら、大抵の面接では、他にどんな業界・企業を受けたか聞かれるので、『就活の軸』が「テキトー」でブレていると、「テキトー」な人ってことが一発でバレます。

よって、先に企業を選ぶにしても、できれば『就活の軸』のことを良く考えて企業選びをしましょう。

さて、前置きが長くなりましたが、この質問の回答例を示すと次のような感じです。

A1. 「私の企業選びのポイントは、主に、インフラに関わっていること、メーカーであること、海外進出に積極的であることの3つです」

まずは、このように一旦まとめて答えます。

そして、回答例のように『就活の軸』は2つか3つほど定めておきましょう。

軸が1つだと、大抵は範囲がかなり広くなり、どこの会社も当てはまる状態になってしまうので、最低2つは定めます。

さて、上の例はかなり短い回答ですが、ほぼ必ずと言っていいほど、この後に次のような質問がきます。

Q1'「では、これらを就活の軸にした理由とかはありますか?」

これに対する回答例は以下のような感じです。

A1'「インフラに関しては、私は被災地のボランティア活動で、社会インフラがいかに私たちの生活に欠かせないかということを身をもって知ったとともに、今度は自分が、そういった社会を根っこから支える場所で働きたいと思ったからでして」

(一旦区切る)

「次に、メーカーに関しては、私は経済学部出身ですが、元々はガンダムなどのメカ好きでした。能力的な問題で理系を断念しましたが、卒業後は、せめて機械と関われるメーカーで働きたいという思いがあったからです」

(一旦区切る)

「最後に、海外進出に関しては、以前、発展途上国に旅行に行った際、世界の広さを知ったとともに、まだまだインフラが整備されていない地域もあることを目の当たりにし、国内だけでなく国外の人々の生活の発展にも寄与したいと思ったからです」

全て話すことを要求された場合は、面接官の様子を見つつ、上の例のようにそれぞれ短く、キリの良いところでは一呼吸おいて話します。

そして、マインドその2を忘れずに回答するよう心がけましょう。


Q2. 「当社で具体的にはどんな仕事がしたいですか?」or「希望職種はなんですか?」


この質問も『希望職種』に焦点を当てて、『志望動機』の内容を深堀するような質問ですね。

これを聞く意図としては、単に『希望職種』だけでなく、志望する職種への理解度や本人が自己分析をよく行い、自分なりに適性を判断できているかどうかを審査していると、私は見ていました。

よって、回答例としては、こんな感じです。

A2. 「はい。御社では、生産管理業務を担当したいと考えております。理由は、現場で機械を身近に感じて働くことができ、様々な職種の人と協力する場面も多いからです。これまで培ってきた対人スキルや調整力を活かしつつ、機械や管理のことを学んでさらに成長していきたいと考えております」

答え方としては、マインドその2を遵守して、あとは素直に答えるだけの質問ですね。

『希望職種』の詳細が、説明会やホームページだけではイマイチ掴めず、2つくらいの候補で迷っている場合もあると思います。

そのときは、その旨をしっかり伝えた上で、職種の細かい違いについて尋ねても問題ないと思います。

実際、私自身がそうしたこともあります。


Q3. 「希望しない部署に配属されたらどうしますか?」


この質問は、少しドキッと来ますが、焦らず肯定的に答えましょう。

回答例としては以下のような感じです。

A3. 「はい。他の部署に配属になっても、御社でインフラを支え、世界で役に立つ製品提供に貢献できるという点は変わりません。それに、仲間と協力して働くことはどの部署でも共通であり、私の強みを活かすこともできます。よって、達成感や充実感をもって日々を過ごせると思っています」

このように、元の志望動機を裏切らないように肯定的に答えます。

そのために、他の職種・部署だったら、自分はどんな強みを活かせるか、どんな風に働けるか、ということを事前に考えておく必要があります。

間違っても、

「希望職種以外の職種ですか?うーん、正直、第一希望の職種以外は、御社でしたい仕事ではないですねー。それじゃ意味ないんですよ、やっぱり」

なんて感じで答えてはいけません。

それを言われた側は「あれ?志望動機の理念に惹かれたとかって話はなんだったの?」ってなっちゃいます。


Q4. 「10年後(または5年後)の自分像はどうなっていますか?」


この質問では、将来のビジョンを持っているか、自分の成長や会社での貢献に関心があるか、を見ていると思います。

この質問は、答えるにもとても難しい質問ですが、かなり聞かれます。

説明会やホームページだけの情報しかないのに、将来自分がどう働いているなんて、詳細に想像できません。

就活生からしたら困る質問ですが、そんなことは面接官だってきっと分かっています

そんなことは分かった上で、

「分からなくても分からないなりに、こうありたいって理想は当然、持っているはずですよね?」

ということを尋ねています。

よって、分かる範囲でいいので「こうだったらいいな」を語ると良いです。
5年後バージョン10年後バージョンを作っておきましょう。

回答例としては以下のような感じです。

A4. 「はい。私は10年後には、たくさんの製品の生産管理の経験や海外経験を経ており、新興国の工場立ち上げなどの大きなプロジェクトに関わっている、そんな人材になっていたいと思います」

もちろん、私も生産管理が実際どんななのかなんてわかりません。

漠然としたイメージで書きました。

「ガンダムを作りたいんです」とか、
「宇宙まで届く水道パイプ、作ってやりますよ」とか、
企業の事業や本人の希望職種と関係なかったり、壮大すぎたりする内容でなければ、夢を語って良いと思います。


Q5. 「あなたの研究または学んできたことは弊社でどのように活かせますか?」


この質問は、大学院生ならちゃんと研究に絡めて言った方が良いです。

明らかに企業と研究分野が無関係な場合は、その研究を通して得た『能力』を関連付けて言うと良いです。

学部生なら資格得意だった教科で関連付けても良いですし、その他の『能力』『性格』などで攻めても良いと思います。

回答例としては以下のような感じです。

A5. 「はい。私は(経済)学部の授業とは別に、個人的に簿記2級の資格を取っているので、工業簿記の知識が必要な状況では、比較的即戦力になれると思います。また、チームで戦うことが得意なので、事務系職種の連携が必要な仕事などでは、特に持ち味を発揮できると思います」


いかがだったでしょうか。

絶対に用意して欲しいのは、以上くらいです。あとは、回答の内容からさらに深掘り質問されることが多い気がします。

個人的には、9社を受けた感想として、過去現在質問に比べ、未来質問を聞かれる割合はやや少ないイメージがあります。

しかし、鋭い面接官ほど、こちらの揚げ足をうまくとって、厳しい質問を投げかけてきます。

よって、企業・業界研究を良く行い、その企業に関する知識を体系化した上で、できるだけ具体的な将来のイメージをもって臨むと良いです。

次回は、過去現在質問でも未来質問でもない、よくある質問について紹介します。

続き≫その他のよくある質問の答え方と例
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2020年2月6日木曜日

よくある過去現在質問の答え方と例|面接対策

こんにちは、ブリキらっこです。

今回は、自分の過去や現在に関わる質問『過去現在質問』を、回答例や答え方の解説をもっていくつか紹介します。

また、回答例の人物は、これまで『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』を書いてきた人と同一人物です。その前提で読んでいってください。

始める前に、改めて、過去現在質問に答えるコツ5つは以下のようになっています。

(4) 最初の『キャッチコピー』は後回し!まずは内容重視!

(5) 『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて奥行きを持たせる!(New!!)

これらをうまく活用していきましょう。

(※ 記事を一通り読み終わったら、今度は記事を参考として見つつ、自分でも実際に書いてみてください。受動的でなく能動的に行動に移すことが重要です)


※ 以下の「or」は並んでいる他の質問にも、同じ内容の回答で対応できるという意味です。




Q1. 「あなたの長所は?」or「 他の人より優れているところは?」or「自己アピールをしてください」


これらの質問は『自己PR』と似ており、コツ(4)を特に意識して欲しい質問です。

まずは、だいたいの長所を決めて書きますが、それに縛られず、内容を仕上げることに専念するのがポイントです。

『長所』について答えるとして、回答例としては以下のように言えます。

A1. 「はい。私の長所は行動力です。というのも、私はこれまで、『自己PR』に書いたようなアルバイト先での独自調査だけでなく、被災地でのボランティア活動やアメリカ横断なども、全て自分で資金を貯めて、全力でやってきました。このように、普通の人なら躊躇してしまうことや諦めてしまいそうなことを、一歩踏み出してやり遂げる行動力こそが私の長所だと思っています」(約30秒)


さて、どうでしょうか。

「あれ?マインドその1は?」

と思った方がいると思います。

確かに今回の回答はマインドその1にあまり沿っていません。

なぜこのようにしたかというと、面接は履歴書と違って、会話の中でその都度、情報を追加できるからです。

そのため、エントリーシートや履歴書ほど、1つ1つの質問に対し、ガチガチにマインドその1で固める必要はありません。

どちらかというと、むしろ面接全体を通して、マインドその1を意識して欲しいです。

面接が終わるまでに『経験』『能力』『性格』を平たくバランス良くアピールできていれば良いということです。

また、『長所』に関する質問というのは、わりと序盤で聞かれることが多いです。

『自己アピール』なんかは、最初の挨拶と一緒にするように頼まれることもあります。

よって、今回の回答例では、履歴書に書くことはできなかったけど質問して欲しい項目である、『被災地でのボランティア活動』『アメリカ横断』『自分で資金集めした話』をちらつかせつつ、ちゃっかり『長所』を述べるような答え方をしました。

この答え方は『頑張ったこと』『自己PR』で書いたこと以外に、まだアピールできるエピソードがある場合に有効です。

というか、絶対に用意しておいた方が良いと思います。

公式の資格や表彰でない限り、履歴書の『資格・表彰』欄には書けませんから、向こうから聞いてこない限り、アピールのしようがありません。

よって、このような方法で面接の最初の方に話題提供・誘導をするのもアリだと思います。

実際、私はアルバイトについて質問して欲しくて、このようにしていました。


最後に、他の2つの質問の回答として答える場合は、
「私の長所は行動力です」という頭とお尻の文章を以下のように変えるだけでOKです。

「私の優れているところは抜きん出た行動力です。(中略)一歩踏み出してやり遂げる行動力こそが私の優れているところだと思っています」

「私には人一倍、行動力があります。(中略)一歩踏み出してやり遂げる行動力が私にはあります」

みたいな感じで、頭とお尻を変えるだけで内容はそのまま流用できます。

私は記憶力がないので、覚えておくことを最小限にするためにこうしていました。


Q2. 「あなたの短所は?」


これに関しても、例をもって示します。

A2. 「はい。私の短所は、頼まれると断れないところです。この短所のせいで、グループワークの授業で役割を引き受けすぎて、疲れ切ってしまったことがあります。しかし、「このままではつぶれてしまう」と思い、自分なりに解決する方法を考えました。そして、断れないなら断れないなりに、報告会のときなどに、自分の状況をうまく説明し、仕事の折半を頼むようにしました。結果として、その授業をなんとか乗り越えることができ、短所のカバーだけでなく、物事を分かりやすくまとめて伝える力を養うことができたと思います」(約40秒)


さて、どうでしょうか。

『短所』に関する質問では、押さえておきたいポイント2つあります。

1つ目のポイントとして、回答例のように、

その『性格』だからこそ、この『短所』になるよね

と聞いている側が納得できる『短所』で答えるのが良いと思います。

回答例の彼の場合は『頑張ったこと』『自己PR』で、
周囲に信頼されやすい、人懐っこそうな印象や献身的な『性格』をアピールしてきました。

対して、今回の「頼まれると断れない」なんて『短所』は、
そんな彼だからこそ、ありそうな『短所』に感じませんか?

これが例えば、
「最後まで諦めない強さ」みたいなのを『性格』として主張している人なら、
その『短所』は「頼まれると断れない」よりも、
「何事も完璧主義になりがち」の方が、ぴったりきませんか?

このように、その『性格』だからこそ、見えてくる『短所』を主張すると、

マイナスな側面のことを話しているにも関わらず、

あなたのプラスの面が透けて見え、また、

あなたという人がどういう人なのか、

より幅をもって知ってもらうことができます。

そして、2つ目のポイントですが、
『短所』について、ただ単にマイナスなエピソードを語るのではなく、その『短所』を乗り越えたエピソードをつけてください。これはコツ(2)に該当しますね。

マインドその1でも言ったように、過去現在質問での目的は、あなたを魅力的に見せることなので、話の最後は必ずプラスで締めましょう。

また、それにあたっての語り口ですが、個人的には、

『短所』を矯正するために、厳しい鍛錬や精神的苦痛に耐え抜いて、問題を解決しました」

というものより、今回の回答例のように、

「『短所』はやはり『短所』のままですが、自分にできそうな別のアプローチから取り組むことで『短所』をカバー(あるいは緩和、改善)して、問題を解決しました」

という口調の方が好みです。

というのも、『短所』というのは、その人の『性格』の一端であって、ときには『長所』にだってなるものです。つまり、表裏一体なわけです。

そんな簡単に正せるものでもないですし、少なくとも私には、前者の語り口だと完璧超人みたいで現実味がないなと思えてしまいます。

なにより、もし採用担当からまで、そのように捉えられてしまったら良くないかなと。

自分の弱さを素直に認められることもまた強さ。

多少、欠点があった方が人間らしいですし、話を聞いていて信用できます。


Q3. 「あなたを一言で表すとどういう人間ですか?」or「あなたは動物だとなんですか?」


こんなの聞かれるわけないと思いますよね。

残念なことに実際に聞かれたんですよね。驚きました。

よって、対策しておくことをオススメします。

別々で作っておくこともできますが、個人的には、最初から動物でまとめておくと、両方の質問に対応できるため良いと思います。

例えば「思いやりのあるライオンです」とか「飛べるペンギンです」とか「社会性のある狼です」とか。

「はい?ふざけてるの?(笑)」と思ったでしょうか。

しかし、これくらいインパクトがあった方が印象に残りやすいと思います。

これらはテキトーに考えたものですけどね。

回答の仕方自体は、Q1『長所』と似たような方法が答えやすいと思います。

そして、Q1同様に、特にコツ(4)に注意してください。

キャッチフレーズは二の次です。先に話す内容を仕上げてから考えましょう。

ついでに私のキャッチフレーズは「考えるマグロ」でした。

どうです?ふざけてるでしょう?

でも、話の内容は、ちゃんと選考全体に繋がるような真面目なものです。

したがって、こんなのでも次の選考に進むことができました。

そう、こんなのでもね(キリッ


Q4. 「大学生活全体で何を学び、何を得ましたか?」


この質問、大学生活全体でってなると、中々思い浮かばなくて、個人的にはかなり難題だった気がします。

しかし、実際に尋ねられたことがある質問です。しかも、小論文形式で(笑)

私自身は、大学生活を通してずっとアルバイトをしてきたため、その経験全体を通して学んだことを述べました。回答の仕方は、おおよそ『頑張ったこと』と似たような感じです。

よって、なんでもいいので何か「グダグダだったけど、なんやかんやこれだけは続けたな」というものを探してみてください。きっとあります。そして、その中で学んだことを探り出しましょう。

グダグダでも大丈夫です。

私自身、大学6年間、アルバイトをずっと続けたっていっても、塾講師、飲食店、量販店、専門店と4回も転職しています。

そのうち前半2つを辞めた理由はまともなものではありません。本当に未熟でした。1番長く続いても、最後の専門店でたった2年間とダメダメです。

でも、だからこそ学んだこともあったのです。

きっとあなたにもあると思うので、必死になって考えてみてください。


Q5. 「周囲の人や友人からどう思われていますか?」


この質問に関しては、家族や気の置けない友人、先輩、後輩から自分の第一印象や今の印象、良いところ、悪いところ等について聞いて、準備しておきましょう。

アピールしている『性格』から大きく外れない限り多少意外性のあるようなものでも素直に話してよいと思います。

この質問の回答の仕方としては、

「プラスなことだと、先輩からは○○と言われ、後輩からは□□と言われますね。逆にマイナスなことだと、先輩からは××、後輩からは■■と言われてしまいました」

「友人からは第一印象は、○○そうな人だなと思われていたそうですが、今では××という印象に変わっていると言われます。家族からは△△な人だと、あまり外では言われないようなことを言われましたね」

など実際に言われたことを素直に話せば問題ないと思います。


Q6. 「アルバイト経験について話してください」


この質問は、人によってやってきたアルバイトの種類も数も違うので、中々こうしたら正解とは言えませんが、

1つのバイトを続けてきた人は、
そのバイトを選んだ理由を添えて、実際やってみてどうだったか、といった内容で答えるたら無難だと思います。

複数のバイトをこなしてきた人は、
なぜそれらのバイトをしようと思ったのか、なぜ色んなバイトをしたのか、どれが自分に一番合っていたか、それはなぜか、などのことを答えると良いでしょう。

ただし、いずれにせよ、コツ(1)『性格』の一貫を意識して、他の回答との間に矛盾が生まれないように気を付けましょう。


Q7. 「あなたの得意科目と苦手科目を教えてください」


この質問は、ただ科目を答えるだけではなく、

なぜ、またはどうして得意なのか、苦手なのか、

について一言コメントをつけると良いと思います。

その内容がコツ(5)で説明したように、『頑張ったこと』や『自己PR』、他の過去現在質問の回答に結び付くものなら、なお良いです。


Q8. 「学業以外で最も打ち込んだことはなんですか?」


これに関しては、ネタさえあれば『頑張ったこと』と同じ語り口で答えて問題ありません。まぁ、そのネタ作りが大変なんですけどね。


Q9. 「あなたが挫折したことはなんですか?」or「最も苦しかった経験は何ですか?」


この質問に関しては、前回の記事をご覧ください。


以上が私が対策して、しかも聞かれたことがある過去現在質問9つになります。

『頑張ったこと』『自己PR』を含めると11個ですね。

少なくとも、これくらいは用意しておきましょう。

他にもよくある質問は色々とあって、ネットにたくさん転がっていますし、『みん就(みんなの就職活動日記)』といったサイトでは、特定の企業で過去に聞かれた質問なども見ることができます。

ぜひ、参考にして対策を練ってみてください。

『過去現在質問』に関しては、これくらいにして、次回はよくある『未来質問』について紹介します。

続き≫よくある未来質問の答え方と例

目次≫就活のすゝめ

2020年2月5日水曜日

回答の基本的なルールと自分寄り質問に答えるコツ|面接対策

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、面接で質問に答える上で守ってほしい基本的なルールと、
自分の過去や現在に関わる質問『自分寄り質問』に対して、
面接でうまく答えるためのコツについて例を通してお話しします。




1. 絶対に守ってほしい面接での答え方のルール


面接では、基本的なルールとして覚えておいて欲しいことが1つあります。それは、

1つの質問への回答は、30~40秒程度で収める。

ということです。

30~40秒は理想的な数字ですが、最悪、長くても1分だと思います。

それ以上はアウトです。

これはなぜかというと、

1分以上の話になると、
聞き手は、話し手が最初に何の話をしていたか
忘れてしまからです。

なんなら、話している本人ですら、
自分が何を話しているか、分からなくなります。

そして、聞き手も話し手もよくわからないまま終わるという最悪のパターンに陥ります。

これはマジです。

実際に、就活イベントなどで集団面接を練習する機会などがあれば、ぜひ参加してみてください。

そこで他人の話に耳を傾けると、このことがよく分かると思います。

必ず1人は、長々と話して、自分でも何を言っているか分からなくなってしまう人がいるはずです。


また、当たり前ですが、面接というのはあくまでも会話を行う場です。

最初の方に尋ねられる質問は大抵、

「あなたの長所はなんですか?」
「あなたの短所はなんですか?」
「挫折した経験はなんですか?」

といったものであり、これらは30~40秒程度でこちらが一方的に答えるものです。

しかし、それに答えた後は、その回答の内容について、面接官が気になった点を詳細に尋ねてくるパートに入ります。

そこからは、会話形式で情報の補足をしていく流れになりますので、質問への返答は30~40秒を最大として、もっと短くても構いません。

むしろ、面接官の質問に的確に答えることに加え、会話のテンポや面接官の表情・空気を読んで、適切な口調や長さで話すことが重要です。

また、少し工夫すれば、自分が話したいことに会話を誘導することなどもできると思います。
会話の誘導の詳細については、以前『頑張ったこと』の書き方の知っておいた方がいいプラスα情報でも少しお話ししています。


2. 『頑張ったこと』『自己PR』を面接サイズにしよう


さて、これまでの記事で解説してきた履歴書『三大質問』のうち、

『志望動機』は280文字程度、口頭ではだいたい50秒くらいと、
少し省略すれば済みそうです。

一方で、『自己PR』『頑張ったこと』は400文字程度となっており、
あれでは確実に1分を超えます。

これでは、面接で対応できませんね。

ここで、

「三大質問って、エントリーシートや履歴書ですでに書いていることなのに、わざわざ面接でも聞かれるの?」

と思うかもしれませんが、企業によって聞かれたり聞かれなかったりします。

私自身、1つも聞かれないこともありましたし、全部聞かれたこともありました。

これに理由をつけるとするなら、おそらくですが、
エントリーシートや履歴書に載っていることが真実かどうかの確認をしつつ、
要点をまとめて相手に伝える力があるかどうかを見極めるためだと思います。

よって、『三大質問』も短くまとめて話せるようにしておく必要があるわけですね。

そこで、今回は、これまでの解説で見せてきた『自己PR』と『頑張ったこと』の良い例を面接用のサイズに直してみようと思います。

それぞれ以下のようになります。

Q「あなたが学生生活で最も頑張ったことはなんですか?」

A「はい。私は、テニス同好会での活動に最も力を注ぎました。私は同好会の会長を務め、誰もが楽しめるサークルを目指しました。しかし、最初の試合では、メンバーへの配慮不足のせいで、チーム全体に大きな禍根を生んでしましました。徐々に活動人数が減り、私自身も投げ出してしましそうでしたが、やはり諦めきれなかったため、以前よりも話し方などを工夫して改善を図りました。結果として、その後は試合の度にメンバーに感謝されるようになり、誰もが楽しめる同好会を実現できたと思います。この経験から学んだ柔軟性や交渉力を貴社でも活かしたいと考えております(約46秒)」

Q「あなたの自己PRをお願いします」

A「はい。私には『チームで活きる状況把握力』があります。居酒屋でアルバイトをしているのですが、そのアルバイト先では売上が下がり続け、存続の危機に陥ったことがありました。そのとき、私は「どうにかして役に立ちたい」と思い、客層の大きな同年代へのインタビューや、他店の調査など、私にできそうなことを取り組みました。そして、私のその調査結果を元に、従業員全員が一丸となって対策を練りました。その結果、売上は回復し、遂には過去最高売上を超えました。この『チームで活きる状況把握力』を貴社でも発揮していきたいと思います(約44秒)」

相手に分かる速さを心がけつつ、本番では少し詰まり詰まりになることを想定し、声に出してタイムを計った結果、それぞれ46秒と44秒です。

まぁ、ちょっとオーバー気味ですが、これくらいが妥協点でしょうか。

頑張って工夫すれば、もう少しなんとかなりそうな気もしますが。

さて、さらにもう一回り小さいサイズも用意しておきましょうか。

Q「あなたが学生生活で最も頑張ったことはなんですか?」

A「はい。私は、テニス同好会での活動に最も力を注ぎました。私は同好会の会長を務め、誰もが楽しめるサークルを目指しました。しかし、私のメンバーへの配慮不足のせいで、徐々に活動人数が減ってしまい、私自身も投げ出してしましそうでした。しかし、諦めきれなかったため、以前よりも話し方などを工夫して改善しました。結果、メンバーから感謝されるようになり、誰もが楽しめる同好会を実現できました(約30秒)」

Q「あなたの自己PRをお願いします」

A「はい。私には『チームで活きる状況把握力』があります。アルバイト先の居酒屋が続の危機に陥ったことがありました。私は「どうにかして役に立ちたい」と思い、同年代へのインタビューや他店の調査など、私にできそうなことを取り組みました。そして、私のその調査結果を元に、従業員全員が一丸となって対策を練った結果、売上は回復し、遂には過去最高売上の達成に貢献できました(約30秒)」

こちらは最初のものに比べたら、かなり情報不足で、もはや骨組みしか残っていませんね。

でも、一応用意しておきましょう。

というのも、面接時間が15分もないくらい短いときや、
グループ面接なのに20分しかないときなどは、
これくらい短くしてしまって、次の質問に行った方が有意義です。

また、会社や面接官によっては、40, 50秒程度の説明で「ん?(長いな)」と眉をひそめる人もいます。

難しいかもしれませんが、その辺の表情や空気をうまく読んで、要点を抑えて調整して話しましょう。

『頑張ったこと』や『自己PR』に関しては、どうせ向こうは目を通していますし、手元のエントリーシートや履歴書で補完しながら話を聞いてくれます。


こんな感じで『頑張ったこと』と『自己PR』も、ミニサイズを用意しておいて、いつでも話せるように要点を覚えておきましょう。

あと、丸覚えはダメですよ!本番で絶対に飛びますから!


3. 自分寄り質問にうまく答えるコツ


では、ここからは自分寄り質問にうまく答えるためのコツを5つ紹介します。5つのうち最後の1つについては「あなたの挫折した経験はなんですか?」という質問への回答例を通して解説したいと思います。

(4) 最初の『キャッチコピー』は後回し!まずは内容重視!

(5) 『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて奥行きを持たせる!(New!!)

コツ(1)~(4)までは、すでに『頑張ったこと』の書き方『自己PR』の書き方で解説したものなので今回は解説を省きますが、一応それぞれ解説してある記事へのリンクはつけてあります。

コツ(1)~(4)は、『頑張ったこと』『自己PR』だけでなく、他の自分寄り質問にも応用できます。

だからといって、無理に全てのコツを使う必要はありません。

それぞれ質問によってうまく使い分けることが大切です。

今回、新たに紹介するコツ(5)に関しては、面接特有のコツになります。

そして、これに関してはできるだけ多く活用してほしいコツです。

そのように言う理由も踏まえて、コツ(5)について解説をしていきます。


(5) 『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて奥行きを持たせる!


コツ(5)について、実例を通してお話しした方が早いので、まずは例を示します。

面接で聞かれる可能性がある自分寄り質問としては、色々ありますが、今回は、

「あなたの挫折した経験はなんですか?」

という質問への回答例を挙げたいと思います。


Q「あなたの挫折した経験はなんですか?」

A「はい。私は高校時代にバスケットボール部で、大きな挫折を味わいました。熱心に練習した甲斐もあり、2年生からは試合に出られるようになったのですが、すぐに1群から外されてしまいました。最初は理由が分からず、無断で休むほど荒みました。しかし、仲間の一言をきっかけに、自分が試合中、周りが見えていないことに気が付き、それからは、メンバーの強みや試合の状況をよく見て動くようにしました。結果的に、再び試合に出られるようになり、この経験を通して、チームで戦えばより大きな力を生み出せることを学びました(約40秒)」

これくらいでなんとか40秒くらいですね。

マインドその1と照らし合わせると、ここでは『性格』の要素が弱い気がしますが、どうせこの後にディテールを質問されるので、そのときうまく付け加えれば良いです。たとえば、

Q「その仲間にはなんて言われたの?」

A「はい。彼からは「練習で君がいないとチーム全体の士気が下がる」と言われたんですね。そこで最初の「練習で」っていうフレーズがどうも気になって、彼を問い詰めたところ、チームのみんなが、試合中の私は自分しか見えていないと陰で言っていることが発覚したんです。落ち込んだ一方で、何か見えた気がして、そこから全てが変わりました。今となっては本当に感謝しています」

みたいな感じで。

この追加情報からは、普段の練習では、彼がチームでムードメーカー的な立ち位置だったことが分かり、大学での彼の在り様とリンクするところがあります。

つまり、『性格』を一貫できています。

さて、補足のため、だいぶ本題と逸れましたが、ここでコツ(5)についてです。

まず、注目して欲しいフレーズとして以下の2つがあります。

「自分が試合中、周りが見えていないことに気が付き、それからは、メンバーの強みや試合の状況をよく見て動くようにしました」

「この経験を通して、チームで戦えばより大きな力を生み出せることを学びました」

これらのフレーズですが、なんだか既視感がないでしょうか。

そうです。

彼の履歴書を振り返ってみると、『自己PR』で『チームで活きる状況把握力』を自分のPRキャッチフレーズとして押しているんです。

今回のこの高校時代の挫折に関するエピソードは、その『チームで活きる状況把握力』が芽生えたルーツとも言えるストーリーになっていますよね。

この挫折した経験のストーリーを知った前提で、『自己PR』を見ると、

彼がその『チームで活きる状況把握力』を高校時代からじっくり実らせてきたからこそ、

大学でバイト先の危機を救うことができ、

今は胸を張ってそれが自分の強みなんだと主張できるんだな、

と思えますし、なんだか感心してしまいますよね。

つまり、『自己PR』の内容に、他の自分寄り質問の回答を結び付けることで、履歴書から面接までの全体を通して見たときに、彼の人物像に奥行きとまとまりを持たせているんです。

これが、自分寄り質問に答えるための面接特有のコツ(5)になります。

似たような手法が、スポーツ漫画なんかでよく見受けられますね。

スポーツ漫画は大抵、試合中の重要な場面で、なぜか唐突に味方キャラとか敵キャラとかが過去のことを思い出すじゃないですか。

あれ、なんでやるかって、ストーリー全体に奥行きを持たせて、試合の結末により大きな感動や感傷を生むためなんですよね。

それと似たようなことを、コツ(1)~(4)を活かしつつ、マインドその1に合わせてやるだけの話です。

今回は『自己PR』と結びつけましたが、可能であれば、他の自分寄り質問では、『頑張ったこと』や『志望動機』にも繋がるような回答を作っておくとより良いですね。

というわけで、続きの記事では、私が対策した質問集とその答え方について、いくつかの回答例を挙げて紹介したいと思います。

2020年2月3日月曜日

面接対策記事についての説明

こんにちは、ブリキらっこです。

面接対策についてですが、何をどこまでどのようにして伝えるべきか、非常に悩みました。
色々考えたのですが、基本的に以下のような流れで説明していこうと思います。

1. 回答の基本的なルールと自分寄り質問に答えるコツ
2. よくある自分寄り質問の答え方と例
3. よくある企業寄り質問の答え方と例
4. その他のよくある質問の答え方と例
5. 失敗から学んだ面接で必ず意識するべきコト

これらの解説では、
ノックは3回だとか、
礼は3種類あるだとか、
出入りするときの挨拶ルールだとか、
そういった調べれば他のサイトでも出てくるようなことの説明は省いて、どちらかというと、面接の内容面に関わる解説をメインで扱います。
よって、超基本的な服装や姿勢、仕草に関することは、よくあるガイダンスや他サイトを参考にしてもらえればと思います。

一番重要なマインドや質問への答え方のコツなどは、すでにこれまでの記事で解説してきたので、面接対策では、新しく教えることは少ないと思います。

どちらかというと、それらのマインドやコツを他の質問にどのように活かすか、応用するか、といったことや、各質問での答え方や注意点について、いくつか例をもって解説します。