※ 当記事は『TOEIC900 1年勉強法』シリーズの途中となっており、初見の方はこちら『TOEIC公式問題集1冊だけでスコアアップ【勉強法 簡単解説】』から入ることをオススメします!
※ 当記事は、旧バージョンとなっております。こちらの改訂版をご覧ください。
ここでは、TOEIC900勉強法で4~5カ月目で行う、TOEIC公式問題集モノマネ(1)のやり方や注意点についてお話しします。
なお、TOEIC公式問題集モノマネ自体は、4~12カ月の9カ月間ずっと行いますが、レベルに合わせて細かい注意点が違ってくるので、(1) 4~5カ月目と(2) 6~12カ月目で分けて説明しています。
では、始めていきましょう。
1. TOEIC L&R の公式問題集を1冊買う
私がこのモノマネ学習で最初に手を付けたのは、一度英語を諦めたときに買ったTOEIC L&R 公式問題集のVol. 1でした。
リンク
ここで、公式が出している問題集であれば、現在最新のVol. 6でもなんでも構いません。
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とりあえず、1冊買います。
というより、1冊だけ買います。
というのも、真面目にやっていると、1冊であっという間に2カ月が終わるので、1冊で十分です。
ここで、
「公式問題集でないとダメなの?」
と疑問に思うかもしれません。
絶対に公式問題集でないといけない、というわけではないですが、なるべく公式問題集の方が良いです。
理由は大きく2つあります。
(1) この公式問題集を作っている人たちが、本番のテストも作っており、問題の流れや使用している単語などの傾向が最も本番に近いため
(2) リスニングの話し手が、本番のテストと同じ人であるため
理由(1)はもちろんなのですが、個人的には理由(2)の方を重要視しています。
モノマネする対象が、本番のテストと同じ人であった方が、
その人の声質や話し方のクセに慣れることができ、対策としてはより良いですよね。
よって、公式問題集でモノマネ練習をする方がオススメです。
2. 何周もオーバーラッピング、シャドウィングで仕上げ
問題集についている回答・解説冊子には、リスニングのスクリプトが載っているので、そちらとCDの音源を使って、オーバーラッピングをします。
問題冊子の方はほぼ開きません。
学習の基本的な流れは、前回のYoutubeのスクリプト付き音源のモノマネとほぼ同じです。
要は、教材がYoutubeからTOEIC公式問題集にレベルアップしただけです。
リスニングのPart1からPart4まで全てにおいて、
スクリプトを読みながら、音声を聞き、1文ずつ丁寧にモノマネします。
急いで進めても、発音やコロケーションが掴めなくては意味がないので、自分のペースでゆっくり進めます。
Part1とPart2なら1問ごとに、Part3とPart4なら3問(1パラグラフ)ごとに区切って、
ある程度スムーズに言えるようになるまで、1つ1つ繰り返し練習します。
このとき、音源ほど早く発音できなくてもかまいません。
そして、注意点として、
その日やった範囲は、次の日に必ず復習します。
だから、初めのうちは、なかなか前に進まないと思います。
でも、それで良いんです。
テスト1つ分をやり終えた後は、さらに同じテストで2, 3周と、これでもかというくらいモノマネを続けます。
次のテストには進みません。
(TOEIC公式問題集にはテストが2つ収録されています)
何周かしているうちに、
音源と同じスピードでオーバーラッピングできるようになり、
また、スクリプトと発音を覚えるようになってきます。
このタイミングで、シャドウィングに切り替えます。
ほとんど内容を覚えているので、スクリプトを見なくても、
音声を流すと、ほぼ自動的に口から言葉が出てくるようになっているはずです。
ここでのポイントとしては、
スクリプトを読まない分、少し余裕が出てくるので、
音源と自分の発音に相違点がないか、言いにくいところはないか、
探りながらシャドウィングを行います。
そして、違和感のあるところを見つけたら、その都度訂正していきます。
ほぼ全てシャドウィングできるようになったら、そこでやっと次のテストに移ります。
どうしてもキツイ場合は、早めに次のテストへ移っても良いですが、
問題集自体は絶対に変えずに、2カ月間、その1冊を使い倒してください。
さて、いかがだったでしょうか。
「こんなんで、本当にスコア上がるの?」
と不安に思っている人がいると思います。
よって、論より証拠と言いますし、
最後に、私がこの5カ月目を終えて、実際に取得したスコアを載せておきます。
このように、公式問題集たった1冊だけで、リスニングで435点を取得しました。
なので、信用して頑張ってみてください。
ここで、リーディングを見ると290点と、リスニング力に引っ張られて少し上がりましたが、まだまだ低いことが分かります。
ここまでの学習では、リスニングを学習するだけで精一杯でしたが、5カ月目を終えたあたりで、モノマネのスピードが格段に上がり、心に少し余裕が生まれます。
そこで、6カ月目以降は、TOEIC公式問題集モノマネ(2)に加え、ついに、ラダーシリーズなどの多読本を用いたリーディングの学習にも取り掛かります。