TOEIC公式問題集モノマネ(1) [改訂版]|4~5カ月目|TOEIC900 1年勉強法

2020年5月8日金曜日

TOEIC

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こんにちは、ブリキらっこです。

当記事は『TOEIC900 1年勉強法』シリーズの途中となっています。初見の方はこちら『TOEIC公式問題集1冊だけでスコアアップ【勉強法 簡単解説】』で概要を把握することをオススメします!

ここでは、TOEIC900 1年勉強法で4~5カ月目で行う、TOEIC公式問題集モノマネ(1)のやり方や注意点についてお話しします。

なお、TOEIC公式問題集モノマネ自体は、4~12カ月の9カ月間ずっと行いますが、レベルに合わせて学習手順が違ってくるので、(1) 4~5カ月目と(2) 6~12カ月目で分けて説明しています。

では、始めていきましょう。

1. この学習の目的


目的は主に次の2つになります。

(1) リダクション、リンキング、コロケーションについて学ぶ

(2) TOEICレベルの会話内容・会話量・スピードに慣れる

目的(1)は、『Youtubeスクリプト付き音声モノマネ』と同じです。
目的(2)の必要性については、言わずもがなのことと思いますが、やはりほとんど聞き取れてないと高得点は狙えませんので、念頭に置いて学習を進めましょう。


2. モノマネ学習にTOEIC公式問題集がベストな理由



ここで、

「公式問題集でないとダメなの?」

と疑問に思うかもしれません。

絶対に公式問題集でないといけない、というわけではないですが、なるべく公式問題集の方が良いです。

理由は大きく2つあります。

(1) 公式テストと製作元が同じであり、単語から問題傾向まで本番に最も近いこと

(2) リスニングの話し手が、本番のテストと同じ人であること

理由(1)はもちろんなのですが、個人的には理由(2)の方を重要視しています。

モノマネする対象が、本番のテストと同じ人であった方が、
その人の声質や話し方のクセに慣れることができ、対策としてはより良いですよね。

よって、公式問題集でモノマネ練習をする方がオススメです。


3. TOEIC公式問題集を1冊だけ買う


タイトル通り、TOEIC公式問題集を1冊だけ買います。1冊だけで十分です。

というのも、真面目にやっていれば、1冊だけで2, 3カ月なんてあっという間に過ぎていきます。

また、短期間に急いで何冊もモノマネ学習して、本来の目的に沿わないものになってしまうケースを避けるためにも、買うのは1冊だけです。

私自身がこのモノマネ学習で最初に手を付けたのは、一度英語を諦めたときに買ったTOEIC L&R 公式問題集のVol. 1でした。




ここで、公式が出している問題集であれば、現在最新のVol. 6でもなんでも構いません。

とにかく1冊を2カ月は使い倒します。


4. 学習フェーズと解説


学習の手順は次の3フェーズになります。


なお、「学習ステップ」と「学習フェーズ」という言葉を使っていますが、必要時間(期間)の違いを明確に区別するために、言葉を分けています。

学習ステップ:1ステップあたり数~数時間
学習フェーズ:1フェーズあたり数~数週間

(1) 1文ずつ丁寧にオーバーラッピング


フェーズ(1)の細かい学習ステップは『Youtubeスクリプト付き音声モノマネ』と全く同じで、1文ずつ丁寧にオーバーラッピングします。教材がYoutubeから公式問題集になっただけの話です。

始めたばかりの頃ほど、聞き取れない、または発音できないリダクションやリンキングが多くでてきますが、絶対に無視しません

完コピを目指すつもりで、その日のうちに、少しでも良いので改善します。

そして、前日にやった箇所は翌日に必ず復習します。とにかく復習が大事です。

最初は全く前進しませんが、とにかく根気に、1日最低30分毎日続けます。

Part1からPart4まで1周分のオーバーラッピングを終えたら、フェーズ(2)に入ります。


(2) 懲りずに何周もオーバーラッピング


フェーズ(1)にて、Part1からPart4までのオーバーラッピングが一通り終わりますが、次のテストには移りません

フェーズ(2)では、同じテストを使って、今度は1文ずつではなく、(特にPart3, 4で)1パラグラフごとに区切り、なるべく音声を止めずにオーバーラッピングします。

しかし、追いつけない箇所は必ず出てくるので、そういった場合は止めたり、巻き戻したりしてやり直します。

ここでも、その日に学習した問題やパラグラフは、翌日必ず復習しましょう。

2, 3周ほどしているうちに、音源と同じスピードでオーバーラッピングできるようになり、また、スクリプトと発音を覚えるようになってきます。この状態になったくらいで、フェーズ(3)に移ります。

(3) 仕上げのシャドウィング


シャドウィングとは、リスニング音声を聞きながら、聞いた内容を音声に続けて発声する学習方法です。インプットが耳のみになるので難易度が上がります。

フェーズ(2)を経て、難なくオーバーラッピングできるようになってきた辺りで、シャドウィングに切り替えます。

これまで散々オーバーラッピングをやってきた上に、テキストを見ずに行う分、目を使わないので余裕が生まれます。

この余裕が生まれることで、オーバーラッピングでは気が付かなかった、自分が本当は聞き取れていない箇所や、うまく発音できないところがはっきりします。

そこは再度、オーバーラッピングを行い、修正していきます。

この仕上げシャドウィングも最低2周はしましょう。


以上の3フェーズです。

これを公式問題集1冊分(2テスト分)やっているだけで、2, 3ヶ月なんてあっという間に過ぎていきます。


5. 最後に


さて、いかがだったでしょうか。

「こんなんで、本当にスコア上がるの?」

と不安に思っている人がいると思います。

よって、論より証拠と言いますし、
最後に、私がこの5カ月目を終えて、実際に取得したスコアを載せておきます。


このように、公式問題集たった1冊だけで、リスニングで435点を取得しました。

なので、信用して頑張ってみてください。

ここで、リーディングを見ると290点と、リスニング力に引っ張られて少し上がりましたが、まだまだ低いことが分かります。

ここまでの学習では、リスニングを学習するだけで精一杯でしたが、5カ月目を終えたあたりで、モノマネのスピードが格段に上がり、心に少し余裕が生まれます。

そこで、6カ月目以降は、TOEIC公式問題集モノマネ(2)に加え、ついに、ラダーシリーズなどの多読本を用いたリーディングの学習にも取り掛かります。

続き≫TOEIC公式問題集モノマネ(2) [改訂版]|6~12か月目


全体の流れ≫TOEIC900 1年勉強法

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