今回は、誰しも一度は考える、
「TOEIC公式問題集1冊だけでスコアアップできる?」
という疑問にお答えします。
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結論からいうと、できます。
とはいえ、”できます”と言いましたが、別に簡単にできるわけではありません。
当然、勉強なのでそれなりに難点というか、問題点もあります。
が、それについては後にするとして、
が、それについては後にするとして、
まずは、公式問題集だけでスコアアップする勉強法を簡単に説明していきます。
少し長い記事になりますが、損はさせませんので、最後まで読んでいただければ幸いです。
TOEIC公式問題集モノマネ勉強法
少ない出費でTOEICスコアを手軽に上げる方法。
それは、TOEIC公式問題集のリスニング音声をモノマネすることです。
これだけで余裕でリスニング400点は越えられます。
それも公式問題集は1冊だけでも可能です。
数冊使うにせよ、最初の1冊は最低2ヶ月使い倒します。
(1) 1文ずつ丁寧にオーバーラッピング
オーバーラッピングとは、リスニング音声を聞きながら、英文を目で追って、声に出して読み上げる学習方法です。耳、目をインプット、口をアウトプットとして同時に使います。
これをPart1からPart4まで、全て丁寧に行います。
始めたばかりの頃ほど、聞き取れないところや、発音できなきところが多くでてきますが、絶対に無視しません。
その日のうちに、少しでも良いので改善します。
そして、前日にやった箇所は必ず復習します。
最初は全く前進しませんが、とにかく根気に、1日最低30分で毎日続けます。
(2) 懲りずに何周もオーバーラッピング
Part1からPart4までのオーバーラッピングが一通り終わっても、次のテストには移りません。(公式問題集にはテストが2つ収録されています)
同じテストを最低でも3周はオーバーラッピングします。
次第に、オーバーラッピングの実力もどんどん上がっていきますが、粗くなっているところがないか注意して、とにかく懲りずに、毎日同じテストでオーバーラッピングしまくります。
(3) 仕上げのシャドウィング
シャドウィングとは、リスニング音声を聞きながら、その内容を続けて発声する学習方法です。インプットが耳のみになるので難易度が上がります。
ステップ(2)を経て、難なくオーバーラッピングできるようになってきた辺りで、シャドウィングに切り替えます。
これまで散々オーバーラッピングをやってきた上に、テキストを見ずに行う分、目を使わないので余裕が生まれます。
この余裕が生まれることで、オーバーラッピングでは気が付かなかった、自分が本当は聞き取れていない箇所や、うまく発音できないところがはっきりします。
この余裕が生まれることで、オーバーラッピングでは気が付かなかった、自分が本当は聞き取れていない箇所や、うまく発音できないところがはっきりします。
そこは再度、オーバーラッピングを行い、修正していきます。
この仕上げシャドウィングも最低2周はします。
シャドウィングもやり尽くし、もう本気で懲り懲りだと思ったくらいで、やっと次のテストに移り、またステップ(1)~(3)を繰り返します。
以上の3ステップです。
3ステップとは言っていますが、これを公式問題集1冊分(2テスト分)やっているだけで、2, 3ヶ月なんてあっという間に過ぎていきます。
この勉強法の問題点
ここまで読んだ方は気がついたと思いますが、この方法には以下の2点の問題点があります。
それぞれ少し説明したいことがあるので、順番にお話しします。
(1) 劇的に上がるのはリスニングだけ
お気づきになったと思いますが、ここまでで紹介したのはリスニングの勉強法だけです。
リスニング力に引きずられる形で、リーディングのスコアも上がらないことはないですが、せいぜい30点くらいです。
「公式問題集だけでリーディングもスコアアップできるか?」
と私も考えて色々試しました。
しかし、あくまでも私の経験上ですが、リーディングの場合、公式問題集だけで学べるのは、問題の解き方といった小手先の技術だけです。
2016年にTOEIC L&Rになってから、試験の難易度は年々上がり、それ以前のものとはほぼ別物と化し、小手先では何とかならなくなりました。
小手先の技術が、TOEICでスコアを取るために、重要であることには変わりありませんが、そもそもの英文読解力やスピードがないと、小手先技術はその真価を発揮しないので、まずは実力を上げることに注力する方が、結局は近道です。
では、そのリーディングの実力を上げる勉強法はというと、やはりたくさん英語を読むことが一番です。とはいえ、多読をするのはハードルが高いと感じますよね。
そういう方向けに、当ブログの『多読本ラダーシリーズを読もう』の記事では、おすすめの多読本や長く多読を続ける方法等を紹介していますので、気になる方はご覧ください。
そういう方向けに、当ブログの『多読本ラダーシリーズを読もう』の記事では、おすすめの多読本や長く多読を続ける方法等を紹介していますので、気になる方はご覧ください。
(2) とにかく根気がいる
この勉強法、お金はいりませんが、とにかく根気がいります。
高校時代に英語が得意で、名の知れた有名大学出身みたいな経歴の人であれば、基礎能力が高いので、わりと早くに要領掴んで急成長するかもしれません。
しかし、私を含め、多くの人がそうではありません。
それなりに長期学習を必要とします。
とはいえ、いきなり始めて、継続しようと思っても難しいです。
では、どうすれば続けられるのか?
重要なのは習慣化です。
毎日ハミガキをすることと同じように、自分を徐々に毎日繰り返し学習する生活に慣らしていくことが必要なわけです。
そこで私は、毎日の学習を段階的にレベルアップさせ、習慣化させる勉強法を行っていました。
それが、当ブログで紹介している、
になります。
こちら今回お話した勉強法の注意点などについてもより詳しく説明していますので、よろしければ、参考にしてみてください。(「使った教材だけ知りたいよ」という方はこちらの記事をどうぞ)
紹介している勉強法をそのままトレースするのもいいですが、自己分析をよく行って、自分が実行できるものにアレンジすることをオススメします。その方が続きます。
最後に:もっと手っ取り早い方法は?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
さて、以上を読んで、
「もっと手っ取り早くスコアアップしたい」
と思った方、もはやお金をかけて勉強した方が早いと思います。
自分で勉強法を考えて学習する、いわゆる独学をするには、お金をかけない代わりに、それなりに時間と精神力がいります。
この記事を読んで、
「うわ、独学めんどくせ。無理だわ」
と思ったなら、やはり教材にお金をかけて充実した教育コースを受け、お金をかけているという事実をモチベーションに頑張るという手段をとった方が早い気がします。
なにより、足踏みしている時間がもったいないです。
ありがたいことに、最近では様々なアプリや通信教育があります。
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