今回は、技術士(機械部門)一次試験や機械設計技術者3級の取得にあたって、四大力学(材料力学、流体力学、熱力学、機械力学)を1から学び直したいという方にオススメの教科書を紹介します。
結論から言えば、私がオススメするのは、こちらの『分かりやすい機械教室』シリーズです。
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では、なぜオススメなのか。
大学時代、色んな教科書を買わされ、読まされてきた私の経験から見て、その理由は主に以下の3点です。
1つずつ簡単に解説していきます。
「分かりやすさ」にフォーカスした内容
少なくとも私が知っている限り、大学時代に買わされるような専門科目の参考書の多くは、複雑な理論を紐解いていく、抜け目のない完成された専門書でした。
故に、読んで理解するのに、(私の知能では)かなり時間を必要としましたし、結局、理解しきれずに投げ出したことの方が多いくらいです。
その点、今回紹介している『分かりやすい機械教室』シリーズは、本来の理論の難解さを最小限に抑えて、とにかく分かりやすく伝えることに重点を置いています。
とにかくスラスラ読める
とにかく分かりやすいようにできているので、専門書特有の難しい言い回しや、専門用語が少なく、参考書にしてはスラスラ読めます。
実際に、私自身、同シリーズの材料力学、流体力学、熱力学の3冊を読み終えるのに、1ヶ月ほどしか要しませんでした。
(1カ月で読み切るのも、それなりに大変でしたが、大学で買わされた参考書で勉強していたら、絶対にこうはいかなかったと思います)
(1カ月で読み切るのも、それなりに大変でしたが、大学で買わされた参考書で勉強していたら、絶対にこうはいかなかったと思います)
参考書によっては、文字サイズが小さく、1ページに内容をぎっしり敷き詰めたようなものもありますが、こちらのシリーズにおいてはその心配はいりません。とにかく読みやすいです。
実践的な練習問題(回答・解説付)
先述したように、よく見かける専門科目の参考書では、理論を紐解いて理解することにフォーカスしている傾向にあります。
そのため、練習問題でも、思考力を試すような、理論を追求する問題が結構な割合を占めています。
その点、『分かりやすい機械教室』シリーズでは、学んだ理論を使って、具体的な数値を求める計算問題が大半であり、技術士(機械部門)一次試験や機械設計技術者3級に似た出題内容となっています。
たとえば、材料力学では、荷重が加わったリベット継手の板とリベットそれぞれに生ずる引張(または圧縮)応力、せん断応力を求める問題などです。この問題は、機械設計技術者3級において出題履歴があります。
まとめ
以上の3点をまとめると、『分かりやすい機械教室』シリーズは、複雑な理論を紐解いて真に「解る」ことよりも、理論はある程度にして、その知識を実際に「使う」ことにフォーカスされた内容と言えます。
そして、この知識を「使う」力こそ、技術士一次試験や機械設計技術者試験で求められてくるものだと思います。よって、こちら『分かりやすい機械教室』シリーズは、これらの試験勉強に最適な参考書と言っても過言ではないでしょう。
以上より、私はこちらのシリーズをオススメします。
0から四大力学を始める方や、手早く学び直したい方は、ぜひ、手に取ってみてください。
なお、当記事は、厳密に理論を紐解く参考書が悪いと言っているわけではありません。そういった参考書は、ある分野で専門的な業務や研究を行うにあたっては絶対に欠かせません。ただ、各科目を広く学び、手早く資格を取るという目的に対しては、最適ではないというだけです。
技術士(機械部門)一次試験の勉強法や、機械設計技術者3級の勉強法の記事において、各資格試験の勉強方法、学習期間・時間、他のオススメ参考書を紹介しています。
なお、当記事は、厳密に理論を紐解く参考書が悪いと言っているわけではありません。そういった参考書は、ある分野で専門的な業務や研究を行うにあたっては絶対に欠かせません。ただ、各科目を広く学び、手早く資格を取るという目的に対しては、最適ではないというだけです。
技術士(機械部門)一次試験の勉強法や、機械設計技術者3級の勉強法の記事において、各資格試験の勉強方法、学習期間・時間、他のオススメ参考書を紹介しています。
参考にしていただければ幸いです。
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