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2020年2月9日日曜日

『頑張ったこと』『自己PR』でボランティア活動について書いちゃダメ?

こんにちは、ブリキらっこです。

今回は、読者の方から、

「ボランティア活動の経験を履歴書に書こうと思うのですが、どうでしょうか?」

という質問を受けたので、ここではそれについて理由とともに答えていきます。

結論から言えば、個人的にはオススメしません
ごめんなさい。でも怒らずに聞いてください。
ちゃんと理由があるんです。

なぜかというと、ボランティア活動は、マインドその1の条件である『経験』『能力』『性格』のうち、『能力』の要素を中々満たしにくいからです。

ボランティア活動というのは、大抵が短期ですし、(私の経験上ですが)ほとんどの場合は言われたことを淡々とやるだけなんですね。

つまり、主体性をもって思考や工夫を凝らした過程が薄く、マインドその1における『経験』『性格』はともかく、『能力』の要素がほぼないんですよね。

これが、

「自らボランティア活動の企画を立ち上げて、イニシアティブをとって行動してきた中で、何かを学んで身に着け、成長してきた

とか、

「夏休みの長期ボランティア活動に参加し、自分の強みを活かして発生した難題を解決した」

とか、それなりに『能力』の要素に結び付けて語ることができるのなら、ボランティア活動でも『頑張ったこと』や『自己PR』を書いても良いと思います。

しかし、ボランティア活動というのは、大抵がそうではないので、あまり良いアピールの手段にはならないと思います。

あと、ついでに言っておくと、

「当職は、(親の金で)海外ボランティア活動に参加して(言われた通りの仕事をやって)きたんだ。お前らとは違う。恵まれない子供たちのボランティアをする中で、命の大切さを学んできたナリ(TOEICは400点)」

という具合に、(これといった頑張りや能力向上はないが『海外』でボランティア活動をしたという、ある種レアな『経験』をことさらに主張して評価を得ようとする人がいます。

しかし、個人的に、これは二重の意味で逆効果だと思います。

この理由は、まず、1つ目に、先述したように、これでは『能力』の要素を伴わないということがあります。

さらに、2つ目に、『海外』の場合は、明らかに多くの費用と時間を必要としますから、その分、意識して過ごしていれば、そこで何か身に着けてきたものは多いはずなんですね。

それなのに、「命の大切さ」を学んできただけで、自ら何か考えて物事を解決に導いたこともなければ、英語力の向上すら目指していなかった。ともなれば、

「この人、いったい何しに行ったんだろう?何か成し遂げて成長した気になっているだけで、実質、インスパイアされて帰ってきただけの人じゃん」

と捉えられて当然ですし、もうおしまいですよね。
レアな経験ほど、ちゃんと中身を伴っていないとその裏返しが怖いんですよ。


また、ボランティア活動というのは『非営利』ですが、企業『営利』団体です。

そのため、自己アピールのメインである『頑張ったこと』や『自己PR』内容がボランティア活動だと、企業の求める人材や事業・理念などに対し、中々うまく結びつかないところが出てくる可能性があります。

そう考えると、『頑張ったこと』や『自己PR』にボランティア活動のことを書くのは避けて、もっと書きやすくて、話を広げやすい『経験』を使った方が良いと思います。

もちろん、ボランティア活動自体は無駄ではないですし、1つの素晴らしい経験ですから、あくまでもサブとして扱い、面接などで機会があれば話すと良いでしょう。


どうでしょうか。
そこそこ納得してもらえる説明だったのではないかと思います。

あと、個人的には、以上のような考え方からオススメしないというだけで、別にダメっていうわけではないですよ。
これを読んだ上でも、書きたいな、とか、うまく書けそうだな、と思ったら、もちろんそうした方が良いと思います。その辺は自己判断です。

今回は以上です。ではまた。

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