ここでは、TOEIC900 1年勉強法の最初の1カ月でやることの1つ、Youtubeを使った発音学習について解説していきます。
正直、この最初の1カ月が一番しんどいです。
しかし、英語を勉強をする習慣と基礎能力を身に着けるのに必要な工程なので頑張りましょう。たった1カ月の話です。
では、始めていきましょう。
1. 発音の重要性
実は、当ブログで紹介する勉強法を行うにあたって、単語や文法よりも発音の方が遥かに重要です。
詳しく解説すると長くなるのでしませんが、ある程度正しい発音が身についていないと、後の学習において効率が落ちます。
そしてなにより、発音を全く練習していない日本人の英語というのは、私たちが思っているよりも、ネイティブの人からしたら聞き取れません。
つまり、将来、ネイティブとの英会話を行うことも考えると、発音の学習は避けて通れない道なのです。
だからといって、超ネイティブになる必要はありません。いわゆる、ジャパニッシュ(Japanish:Japanese English)でも良いので、発音における最低限のルールを学ぼうという話です。
最初の1カ月でしっかりと発音を身に着けましょう。
2. 発音学習で目指すゴール
この学習では、r, l, th, d, s, sh, h, f, v, b, z, j 辺りの子音の発音を覚えることがゴールです。
r, l, thに関しては日本語に存在しない発音ですし、その他は日本語では同じ音として混合して使われてしまっています。
しかし、英語においては、これらの音は全く別物として扱われるため、日本語と同じ感覚で英語を話されてもネイティブは「?」となるわけです。
ここで、ə(シュワー)やaeなどの日本語にない母音もありますが、母音は子音に比べて難しいので、この段階ではそこまで意識しません。後の学習で、自然と違いが分かるようになってきてからで良いと思います。
それに、最初の段階では、より簡単な子音の音の違いすら、聞いたところでイマイチ分からないと思います。
よって、見よう見まねでも良いので、子音の発音をマスターすることがこの学習のゴールです。
3. 教材の紹介
私が主に利用していたのは『あいうえおフォニックス』です。
アリーとファジーというキャラクターが可愛いくて、楽しく学べました。
他にもYoutubeでは色んな方が発音についてレクチャーしているので、色々見て回ることをオススメします。
4. 発音の学習ステップ
発音の学習ステップは以下の4ステップです。
それぞれ簡単に解説します。
(1) Youtubeの発音解説動画を見てモノマネ
発音の仕方が分からない子音がなくなるまで動画を見続けて、モノマネして、発音を体に叩き込みましょう。
分からない子音がなくなったら、あとはそれらを必要なときに自然に言えるように、自分の脳に刷り込む工程に入ります。
(2) 覚えた発音を使う単語を読む
たとえば、v, l, rを使う単語なら、videoやvolunteer, variety など、子音に意識してゆっくりと声に出して読みます。
(3) 発音できるようになった単語を速く読む
ステップ(2)でゆっくり発音できるようになった単語は、スピードアップして読みます。
いきなり高速で読むのではなく、繰り返し発音する中で、少しずつスピードを上げていきます。
(4) ステップ(2)と(3)を繰り返し
色んな単語を使って、ひたすらステップ(2)と(3)を繰り返します。
少しでも読み方に不安を感じたら、googleやweblioで音声を聞いてみましょう。
5. 習熟度の確認方法
次に、習熟度の確認方法は、以下の3つになります。
それぞれ併用して行うと良いと思います。
それぞれ簡単に解説します。
(1) 自分の声を録音する方法
単語を発音した声を録音して、googleやweblioの音声と比較します。違和感があれば、これを繰り返し行いながら、発音を修正していきます。
次に紹介する方法(2)も試してみると良いです。
(2) googleの音声検索機能を利用する方法
googleの音声検索機能などを使って音声認識されるか否かで、自分の発音の良しあしを判断します。
発音した単語が検索されればOK、されなければ何かがおかしいということです。
その「何か」を探るために方法(1)を再び行うと良いと思います。
堂々巡りになったときは「ま、いつか解決するやろ」と開き直っても良いですが、いつかは解決しましょう。
(3) 単語を連続して読み上げる方法
この方法に関しては、(1)と(2)と毛色が異なり、発音の質より、スピードを見ます。
方法としては、類似する発音をもつ単語を10個ほど並べて、連続で読み上げます。
例えば、
(1) sheet, seat, seven, shelves, serve, salt, silk, show, simple, shirt
(2) zoo, this, those, thought, length, death, dear, there, supervisor, 30th
(3) heaven, health, fear, feel, help, felt, volunteer, bike, vendor, borrow
みたいな感じです。
ゆっくりでも良いので、9割がたテンポよく、正しく子音を発音できるようになっていればOKです。
5. 発音学習で役立つ考え方
発音の勉強で役立つ考え方としては、
「日本語は、口の形や舌の使い方がどうだろうが、音がだいたい似ていればOKな言語」
それに対して、
「英語は、口の形や舌の使い方が正しくないと、正しい音になってくれない言語」
という風に個人的には捉えていました。
要は、最初は音の違いなんてわかんなくても、口の形や舌の使い方だけ意識して真似てれば良いのです。
そうすると、勝手に正しい発音になってくれます。
心配しなくても、長く勉強を続けているうちに、それらの細かな音の違いを認識できるようになってきます。頑張りましょう。
6. 最後に
いきなり英語の勉強を習慣化しようとしているので、当然うまく行かないと思います。
サボって自己嫌悪に陥る日もあると思いますが、それでも自分を許して切り替えていくことが大事です。
私自身、単語はほぼ毎日欠かしませんでしたが、文法や発音に関しては、土日は勉強しませんでしたし、3日に1日は片方サボっていたような気もします。
別にやる気がでなかったらサボってもいいんです。
大事なのは、とにかく長く続けることです。
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