ここでは、就活で役立つ大学1~2年生の過ごし方でも、学業や研究などにフォーカスしてお話しします。
1. TOEIC600以上あるとベター
普段の講義に加え、英語を勉強し、TOEICスコアを取っておくと就活のときに役立ちます。
日系企業であれば、だいたいTOEICスコアは600以上で保有資格として使えます。時間がある大学1, 2年生のうちに英語力を鍛えて、就活前にはある程度高得点を取れるようになっておくことをおすすめします。
ただし、業界によってはスコア水準が高い場合や、募集要項でスコアを指定している場合もあるので、行きたい業界・企業が決まっている人は事前に調べて対策しておいた方が良いです。
「TOEICスコアは就活に関係ないって聞いたけど?」
確かに、大抵の日経企業では、TOEICが合否を大きく左右する評価基準になることはありません。
ただ、全く同じスペックの2人が最終面接で争ったとして、唯一の違いがTOEICスコアの有無だとしたら、当然、スコアが高い方が採用されるでしょう。
なにより、たとえ面接官が「私は絶対にTOEICスコアなんかで人を判断しない!選考は公平に行う!」と思っていたとしても、その影響を100%排除して、他人を評価できる人間は誰一人としていません。TOEICスコアの高い人間の方が優れて見えてしまうものです。
これは、人は称号や数字といった凄さが分かりやすい指標の影響を受けるようにできており、誰一人としてそれには逆らえないためです。これをハロー効果と呼んだりします。
(『就活前に準備しておきたいモノ 7つ』の記事で紹介している書籍『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』の受け売りです。さらに、気になる方はぜひ、同書を読んでみてください)
よって、将来、内々定の可能性を少しでも上げたいなら、分かりやすい凄さで武装しておくにこしたことはありません。
そこで、TOEICは誰でも凄さが分かるものの代表例であり、資格の有無ではなく、スコア(数字)で凄さが示される点でもポイント高いです。
よって、TOEICは600点以上は取っておきましょう。その過程で築いた経験もまた、就活では大いに役立つはずです。
ちなみに、当ブログでは『お金をかけず最短1年でTOEIC900取得できる勉強法』シリーズで、私自身が行ったTOEIC勉強法を紹介している他、スタディサプリといったアプリによる学習もおすすめしています。ぜひ参考にしてみてください。
2. 就活のための資格取得はおすすめしない
TOEICを含む語学系資格、あるいは目指す職業に直結する資格(弁護士資格や司法書士資格、医師資格、看護師資格など)でない限り、”就活のために”資格取得をすることはおすすめしません。(もちろん、趣味や講義の延長線で資格取得することは良いと思います)
これはなぜかというと、わざわざ就活のためにそういった資格を取得したところで、それらが就活で武器になる可能性は低いからです。
というのも、大抵の企業の募集要項には、『○○資格 必須』などという記述がありません。
私自身、メーカーを中心に就活をしていましたが、『技術士補 必須』や『機械設計技術者3級 必須』なんて要項は見たことがありません。金融業界も少し除きましたが、『簿記1級 必須』や『証券アナリスト 必須』なんてのも見た覚えはありません。
このことから分かるように、企業は就活生に対して、その職種に関連する資格を保有していることを求めていません。
どちらかというと、「入社後に長く企業を支えてくれる人材かどうか」とか「今後うちで大きく成長してくれるだけの素養があるか」といった目線で、就活生のポテンシャル(潜在能力)を見ています。
つまり、誰でも勉強したら取れる資格の取得に精を注ぐよりは、大学生活という限られた時間の中でしかできない、アルバイトや研究(学業)、サークル活動など、多方面において、あなたにしかできない経験を積み、自分を磨く方が時間の使い方として有意義です。
よって、就活のための資格取得は基本的におすすめしません。
その分、色んな人と関わりながら、困難を乗り越える経験や強みが活きる経験を積みましょう。それぞれの就活に役立つ過ごし方は、アルバイト編とサークル編で紹介しています。
3. 表彰・査読付き論文・国際学会を目指そう
大学院に進む場合は、
・学会で優秀賞などの表彰を目指す
・査読付き論文を書く
・国際学会に出場する
といった大学院生ならではの高い目標を掲げて日々の研究に励むと良いです。実際に叶うかどうかは別として、こういった意識があるとないとでは過ごし方は大きく変わってきますし、そのために努力した経験が就活では花開きます。また、実際に叶った場合は、TOEIC同様に分かりやすい凄さ(武装)になり、一石二鳥です。
そして、貴重な経験を積むためにも、研究室選びは慎重に行いましょう。同じ研究科でも研究室によっては教員のやる気がないところから、厳しい割には学会や論文執筆の機会が少ないところ、共同研究に積極的で学会発表などにも頻繁に参加するところまで様々です。
どうせ研究室に入るなら、その辺りのことを良く調べておき、表彰や査読付き論文、国際学会など、確かな実績を挙げつつ、新しい経験を積むことができそうな研究室に行くことをおすすめします。
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