今回は、就活で役立つ大学1~2年生の過ごし方の中でも、特にアルバイトにフォーカスしてお話しします。
「アルバイトのことって就活で話せるの?」
と思うかもしれませんが、基本的にトピック自体はなんでもOKです。
ただし、必ず満たしておくべきことが1つあり、それは、その経験に確かな質が伴っていることになります。
ここでは、大学1~2年生でのアルバイト経験を質の伴うものにするためのアルバイト選びや働く上での心構え・行動についてお話しします。
1. 就活に役立ちやすいアルバイト
結論から言えば、就職活動に役立ちやすいアルバイトは接客業です。
「いや、そんなんほとんどそうやん」
と思う人もいるかもしれません。
確かにアルバイトと言えば接客業ですが、コミュニケーションを取ることを面倒がって、そもそもアルバイトそのものをしなかったり、なるべく人と関わらず済むようなクラウドソーシングや内職をしたりする人も案外います。
しかし、アルバイトをする必要がない人も、人と関わらないアルバイトを進んでやっている人も、企業に就職するつもりなら、接客業を中心とした広い年代層の人々と関わるアルバイトを1度はしておくことをおすすめします。
というのも、就職活動では、コミュニケーション能力がないと、もはや何もできないといっても過言ではないからです。
就活では、自分の考えをうまくまとめて話すことはもちろん、相手の質問の意図を読んで適切に回答すること、咄嗟の対応力、ある程度敬語を使い慣れていること、そして、大人との関わり方・話し方を身に着けていることが重要になります。
これらのことをしてこなかった人が、就活になっていきなりやろうとしても難しいのです。
逆に、接客業でアルバイトをすると、そういったことを嫌でも学ばざるを得ないため、自然とポテンシャルを身に着け、就職活動を始めたときにあまり苦労せずに済むのです。
接客業にも色々ありますが、自分の目指す企業や分野が決まっている方は、それに関連する商品を扱っているような会社で働く方が後々役立ちやすいです。
一方、特にアルバイトでやりたいことや目標がない方は、2年周期くらいで大きい企業から小さい企業まで色んな会社を渡り歩くと、見識が広がって良いと思います。
大学卒業後、企業に就職するつもりなら、接客業のアルバイトを1度は経験しておきましょう。
2. 就職に役立つアルバイト経験を築くための心構え・行動
アルバイトを単なる小遣い稼ぎではなく、就活で使える有益な経験にするために必要なもの。
それは、イニシアティブです。
イニシアティブには、自発性、牽引、積極性、主導など様々な意味が込められていますが、「自ら何かを発信・牽引・行動する精神、開拓者精神」くらいに捉えてもらえると良いです。
アルバイトというのは、基本的に言われたことをこなすことがメインです。
だって、バイトですから、正直、言われたことだけやってりゃいいんですよ。
「バイトに期待すんな」と、学生バンドでズンチャカしていた当時の私も思っていました。
しかし、他のアルバイト民と一緒になって、言われたことだけやっているようでは、せっかくのアルバイトに費やした時間を就活に活かすことは難しいです。
そこで必要になるのが「イニシアティブ」です。
自分がイニシアティブをとれるような場面がないか、バイト先で探して実践することが重要です。ここで「イニシアティブをとる」について具体的に言うと、例えば以下のような行動を起こすことになります。
・接客対応の満足度調査が始まったので、総合評価満点を目指す
・アルバイトも参加できる接客売上レースに参加し、ランキング1位を目指す
・売り場レイアウト改善提案の社内募集に応募し、採用・実施されることを目指す
・職場での信頼を高めてバイトリーダーとなり、職場の改善案を提言する
このような行動を普段から心がけていると、意識せずとも、自分の強みが発揮される経験をしたり、難題や弱みを乗り越える経験に巡り合ったりします。
そういった経験は時には苦しいものですが、それこそが就活においては大いに役立つのです。(その理由はかなり長くなるのでここでは語りませんが、就活生向けの『就活のすゝめ』シリーズを読めば分かります)
進んでイニシアティブを発揮し、有益なアルバイト経験を積みましょう。
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