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2020年6月11日木曜日

過去現在質問に答えるコツ|面接対策編

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、過去現在質問にうまく答えるためのコツを5つ紹介します。それぞれ以下の通りです。

(4) 最初の『キャッチコピー』は後回し!まずは内容重視!

(5) 『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて奥行きを持たせる!(New!!)

コツ(1)~(4)までは、すでに『頑張ったこと』の書き方や『自己PR』の書き方で解説したものなので今回は解説を省きますが、一応それぞれ解説してある記事へのリンクはつけてあります。

ES&履歴書編でも述べましたが、コツ(1)~(4)は『頑張ったこと』『自己PR』だけでなく、他の過去現在質問にも応用できます。だからといって、無理に全てのコツを使う必要はなく、それぞれ質問によってうまく使い分けることが大切です。

今回、新たに紹介するコツ(5)に関しては、面接特有のコツになります。

そして、これに関してはできるだけ多く活用してほしいコツでもあります。

そのように言う理由も踏まえて、コツ(5)について解説をしていきます。


(5) 『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて奥行きを持たせる!


コツ(5)について、実例を通してお話しした方が早いので、まずは例を示します。

面接で聞かれる可能性がある過去現在質問は、色々ありますが、今回は、

「あなたの挫折した経験はなんですか?」

という質問への回答例を挙げたいと思います。


Q「あなたの挫折した経験はなんですか?」

A「はい。私は高校時代にバスケットボール部で、大きな挫折を味わいました。熱心に練習した甲斐もあり、2年生からは試合に出られるようになったのですが、すぐに1群から外されてしまいました。最初は理由が分からず、無断で休むほど荒みました。しかし、仲間の一言をきっかけに、自分が試合中、周りが見えていないことに気が付き、それからは、メンバーの強みや試合の状況をよく見て動くようにしました。結果的に、再び試合に出られるようになり、この経験を通して、チームで戦えばより大きな力を生み出せることを学びました(約40秒)」

これくらいでなんとか40秒くらいですね。

マインドその1と照らし合わせると、ここでは『性格』の要素が弱い気がしますが、どうせこの後に『深掘り質問』がきて、詳細を質問されるので、そのとき補足すれば良いのです。たとえば、

Q「その仲間にはなんて言われたの?」

A「はい。彼からは「練習で君がいないとチーム全体の士気が下がる」と言われたんですね。そこで最初の「練習で」っていうフレーズがどうも気になって、彼を問い詰めたところ、チームのみんなが、試合中の私は自分しか見えていないと陰で言っていることが発覚したんです。落ち込んだ一方で、何か見えた気がして、そこから全てが変わりました。今となっては本当に感謝しています」

みたいな感じで。

この追加情報からは、普段の練習では、彼がチームでムードメーカー的な立ち位置だったことが分かり、大学での彼の在り様とリンクするところがあります。

つまり、『性格』を一貫できています。

さて、補足のためにだいぶ本題から逸れましたが、

ここからは、コツ(5)についてです。

まず、注目して欲しいフレーズとして以下の2つがあります。

「自分が試合中、周りが見えていないことに気が付き、それからは、メンバーの強みや試合の状況をよく見て動くようにしました。(中略)この経験を通して、チームで戦えばより大きな力を生み出せることを学びました」

これらのフレーズですが、なんだか既視感がないでしょうか。

実は、彼の履歴書を振り返ってみると、『自己PR』では「チームで活きる状況把握力」を自分のPRポイントとして押しているんです。

今回のこの高校時代の挫折の「チームで戦えば大きな力を生み出せることを学んだ」ストーリーは、『自己PR』で強みとしている「チームで活きる状況把握力」が芽生えたルーツとも言えるストーリーになっているように思えませんか?

この高校時代の挫折のストーリーを知った後に、改めて『自己PR』を見ると、

彼がこの高校時代の挫折以来、「チームで活きる状況把握力」をじっくり実らせてきたからこそ、大学でアルバイト先の危機を救うことができ、今はその『能力』を強みとして胸を張ることができるんだな、と思えますし、なんだか感心してしまいますよね。

つまり、「あなたの挫折した経験は?」という過去現在質問のストーリーを、『自己PR』のストーリーに結び付けることで、履歴書から面接までの全体を通して、彼の人物像に奥行きとまとまりをもたせているわけです。

「この人には、昔こういうことがあったから、今こうなったのか。だから、今後こうなりたいと思っているのか」という感じで。

これを「パズルみたい」と言う人もいました。1つ1つのストーリーがピースで、1つずつ埋めていくことで、パズルが揃い、その人の全体像が見えてくる、というイメージみたいです。捉え方は人それぞれです。


以上で解説したように、過去現在質問には、

『頑張ったこと』『自己PR』『志望動機』と結び付けて答えて、人物像に奥行きを持たせること。

これが、面接特有のコツ(5)になります。

似たような手法が、スポーツ漫画なんかでよく見受けられますね。

スポーツ漫画では大抵、試合中の重要な場面で、なぜか唐突に味方キャラとか敵キャラとかが過去のことを思い出すじゃないですか。

あれ、なんでやるかって、ストーリー全体に奥行きを持たせて、試合の結末により大きな感動や感傷を生むためなんですよね。

それと似たようなことを、コツ(1)~(4)を活かしつつ、マインドその1に合わせてやるだけの話です。

今回は『自己PR』と結びつけましたが、他の過去現在質問では『頑張ったこと』や『志望動機』にも繋がるような回答を作っておいた方が良いです。多ければ多いほど良いと思います。

面接対策では、コツ(5)を積極的に使っていきましょう。

続き≫よくある過去現在質問の答え方と例
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