ここでは、就職活動を始めるにあたって、事前に準備しておいた方が良いモノを紹介します。なお、スーツや手帳といったいわゆる、mustのモノではありません。
案外忘れそうなモノやオススメのモノを7つまとめて紹介し、それぞれ簡単に解説します。
目次[非表示]
1. 書籍『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
私自身が就職活動を始める前に読んでおいて最も良かったと思えた本です。
この本は、就職活動専用の本ではありません。
どちらかと社会人全般に向けた本ですが、他のどんな就活本よりも、役立つと思います。
この本は、小学校から大学生まで15年間(大学院生なら17年間)の長い学生生活で、すっかり刷り込まれてしまった『学生感覚』を破壊してくれます。
学生までは、成績が全てであり、お勉強ができる人が評価されてきました。しかし、社会人になると、それが大きく変わります。その評価指標の変化を掴んでいるか、掴んでいないか、が社会人としての未来を大きく分けることになると、私はこの本を読んで感じました。
そして、それを一番最初に試されるのが、まさに就職活動です。
この本を読んで『学生感覚』を壊し、就職活動を成功へと導きましょう。
また、私自身、こちらの本を読んだ後、『就活のすゝめ』シリーズで解説するような思考に至ったため、同書が私自身の考え方の基盤になっている節もあります。よって、読んでおいた方が同シリーズを飲み込みやすいかもしれません。
2. Webカメラ
コロナウイルスの影響により、オンラインによる面接が増えてきました。
そこで、パソコンがカメラを内蔵していない場合、Webカメラを事前に買っておいた方が良いでしょう。
皆が一斉に動き出す時期(だいたい3~4月)になると、売り切れが続出する可能性があるので、早めに買います。
カメラ内蔵型のパソコンでも、一応、そのカメラの画質を確認して、あまり良くないようなら、別でWebカメラを買った方が良いと思います。
一生に一度の新卒就活なので、背に腹は代えられません。
できるだけ良いものを買いましょう。
「スマートフォンで面接すればええやん」
という人もいると思いますが、個人的には、スマートフォンでオンライン面接をすることはオススメしません。
というのも、無線の方が通信速度は遅くなって不安定になります。固まって動かないなど、面接中のトラブルは最大限避けた方が良いです。
また、スマートフォンのように画面が小さくては向こうの表情が良く見えませんし、カメラの質も気になるところです。
よって、有線でパソコンから行うようにしましょう。
3. マイク付きイヤホン
Webカメラに同じく、オンライン面接用です。
安すぎると、すぐに調子が悪くなったり、少しのコードのねじれなどで音が途切れたりすることもあるので、最低でも3000円以上のものを買うことをオススメします。
イヤホン式とヘッドホン式がありますが、そこは拘る必要はないと思います。
4. ビデオライト
オンライン面接を行うにあたって、ビデオライトなどの顔を正面から照らす照明器具を持っておいた方が良いと思います。
これは、カメラの性能や照明の関係で、大抵は顔に暗い影がかかってしまい、どうしても表情が暗く見えてしまうからです。これは、オンライン面接特有の弊害と言っても良いです。
話しているときの表情や見た目、仕草というのは、案外、私たちが思っているよりも重要で、ときには話している内容よりも大きな影響を及ぼします。
それを物語る有名な例として、1960年のケネディとニクソンの大統領選挙があります。
当時の候補者同士の討論は、ラジオによって行われていたところ、この選挙では初の白黒テレビ討論が行われました。
その際、ケネディが着たのは濃い色のスーツで、ニクソンが着たのは薄い色のスーツでした。(肖像権等の問題が怖いので写真は載せませんが、調べるとすぐに出てきます)
(イメージ)左:ニクソン 右:ケネディ
2人の姿を見ると、ケネディには、若々しく力強い印象を抱くのに対し、ニクソンはどこか頼りない感じがします。
ニクソンが討論の内容に傾倒し、見た目を軽視した一方で、ケネディは、服装から表情、メイク、立振る舞いにまで気を遣い、イメージ戦略をも駆使していました。
そして、こういった策が功を奏し、ケネディは劣勢を覆して大統領になりました。
なんだかこれと似たような変化が、現代の就職活動にも起こっていると思えませんか?
見た目というのは、案外重要であり、一方で就活生には、明るい笑顔とフレッシュな雰囲気が求められるものです。
その顔に、暗く影がかかっていてよいのでしょうか。
同じ表情でも、顔に影がかかっている状態と、明るくはっきりした状態では、面接時の印象がかなり違ってくると思います。
よって、ビデオライト、またはそれに類似するものを用意しておきましょう。
(もちろん、カメラの性能にも気を使いましょう)
5. ストッパ
これに関しては、特に解説はありません。
ただ、あらゆる可能性に備えておきましょう。
6. 首枕(空気式)
説明会会場や面接会場の行きかえりで、バスや電車で睡眠をとる際に、首を痛めないためにあった方が良いです。(といっても、最近はコロナ騒ぎで移動を強いられることはそうそうないですが)
特に、私もそうでしたが、地方大学の大学生は夜行バスなどで長距離・長時間移動を強いられるので、首枕は必須アイテムです。
以上が何気に忘れがちで、個人的には必須なアイテムになります。
モノによっては、皆が一斉に動き出す時期になると一気に売り切れてしまう可能性があるので、就職活動を始める前に買っておいた方が良いと思います。
7. クレジットカード
これに関しては、商品ではありませんが、クレジットカードを作っておくと非常に便利です。メリットは主に次の3つです。
(1) 手元に大きなお金を持たなくていい
(2) ポイントが付いてお得(特に就活中)
(3) 学生のうちの方が申請が通りやすい
(1) 手元に大きなお金を持たなくていい
人にもよりますが、就活中はかなり忙しいし、心身ともにどっと疲れます。
そんな中、バスや電車を予約するときに、いちいち窓口で予約したり、決済のためにわざわざコンビニへ向かったり、とても億劫になります。大きな金額を札束で手元に置いておくのも落ち着きません。
カードを作っておけば、大抵はネットで簡単に決済が済みます。非常に楽です。
(2) ポイントが付いてお得
現金では、大抵がお金を払っておしまいですが、クレジットカードには、購入と同時に、その購入額に応じたポイントが付くサービスがあります。
例えば、楽天カードやイオンカードは初心者でも作りやすい代表格です。
提携店舗やサービス等でのカードの使用に伴って、ポイントが貯まり、電子マネーとして1ポイント1円で利用できます。
特に、人によっては就活中、日本中飛び回って出費がかさむため、カード払いにした方がポイントが貯まってお得です。私自身、地方大学出身なので、就活中はかなりのポイントを稼ぎました。
(3) 学生のうちの方が申請が通りやすい
場合にもよりますが、大抵は社会人1年目よりも、学生の方がクレジットカードの審査が通りやすいです。
というのも、学生の場合は親の扶養に入っており、家庭に大学に通わせるだけのお金が実家にあるというように見られますが、社会人1年目は、扶養から外れ、審査項目が自分の給与や勤続年数だけになってしまいます。大抵は、前者の方が信用力が大きいと考えられます。
よって、学生のうちに作っておいて、就活も楽に進めることをオススメします。
続き≫就活基礎編イントロダクション
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