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2020年4月21日火曜日

ラダーシリーズ オススメ度と感想 (4)

こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、私が読んだラダーシリーズの評価(オススメ度)とちょっとした感想などをお話しします(第4回)

なお、オススメ度は、5段階評価で★マークで示していきます。
また、オススメ度と感想はともに、超個人的なものです。

ラダーシリーズをこれから英語学習に活用しようという方々の参考になればと思います。

また、本を選びや読む際の注意点についてはこちらの記事で紹介しています。
よろしければ、参考にしてみてください。



1. 嵐が丘 Wuthering Heights




著者:Emily Bronte

ジャンル:悲劇

レベル:4

オススメ度:★★★☆☆

語数:19,480

感想:

文法が現代のものでないのか、かなり難解でとても読みにくい本でした。それに加えて、複数の登場人物の名前が被っていて、最初は困惑しました。最後まで読むのにかなりの時間をかけてしまった印象です。

よって、これから多読を始めようという人にはオススメできません。

ストーリーに関しては、何を言ってもネタバレになるのですが、強いて言うなら、お昼に放映されている韓国ドラマみたいな具合にドロドロとした話でした。最後までドロドロで悲劇です。

『世界三大悲劇』や『世界の十大小説のひとつ』と名高い評価を受けていますが、すでにドラマやアニメで色々なものが出ている現代では、わりとありそうなものに思えてしまいました。実際は、私にこの小説の価値を感じるだけの学がないだけな気もします。

17世紀のヨーロッパ事情に詳しかったら、当時の文化や価値観と照らし合わすことで、もっと楽しく違う印象で読めたと思います。


2. ジョン・F・ケネディー・ストーリー The JFK Story




著者:Miki Terasawa

ジャンル:伝記

レベル:4

オススメ度:★★★★★

語数:10,920

感想:

ケネディ大統領が、人種差別問題やソ連との核戦争阻止に尽力し、現代のアメリカ文化に多大な影響を与えたことだけでなく、実は幼少期からの病気に苦しめられていたことや、女癖がとても悪かったことまで、赤裸々に語られていました。

伝記であって物語ではないので、ここがこう面白かったとか中々評論できませんし、読んで感じたこともうまく言葉にできません。

強いて言うなら、稚拙ですが、人間って多面性があるな、とか、ケネディ大統領すげぇな、くらいですかね。

ただ、とてもオススメします。
歴史を知ると、文化の見方に奥行きが出てきて、また1つ成長した気分になります。

ケネディ大統領の生きた時代は、今のアメリカに至るための重大なターニングポイントとなっているため、アメリカがどんな国なのか少しでも興味がある人は、読んでおいた方が良いと思います。


3. グレート・ギャッツビー The Great Gatsby




著者:Scott Fitzgerald

ジャンル:悲劇

レベル:4

オススメ度:★★★★★

語数:19,980

感想:

舞台は第一次世界大戦後のアメリカで、ニューヨークの外れの大豪邸に住む謎の男ギャッツビーの隣に、主人公のニックが引っ越してきてから始まる悲劇の物語です。

お金持ちということ以外は何から何まで謎に包まれたギャッツビーという男に、ニックは他人とは違うものを感じて強く惹かれていきます。

物語は、そんなギャッツビーに夢中なニックの目線で描かれています。

これ以上は何を言ってもネタバレになるので詳しくは言えませんが、ひっ迫する恋愛模様と、その状況に右往左往する登場人物たちの静かなぶつかり合いに、思わず手に汗握って、夢中になって読んでしまいました。
そして、読み終わった後は、何かが心に引っかかって取れない物語でした。
違和感を抱いたというか、なんだか気になった点がいくつかあります。

例えば、渦中、ニックは最後まで、周囲の人間の振舞いや人間性について、かなり神経質に語っているわりに自己省察が少ないことや、物語の要所要所で出てくる眼鏡屋の看板の描写などです。

これらのモヤモヤを解消するためにも2回は読みました。

しかし、解消しきれなかったので、村上春樹の翻訳版も買いました。
時間があるときにしっかり読みたいと思います。
それくらい私のツボにはハマりました。オススメします。


4. ロスト・イン・トーキョー Lost in Tokyo




著者:Michael Brase

ジャンル:ミステリー小説

レベル:5

オススメ度:★★★★☆

語数:23,500

感想:

フリーで翻訳の仕事をしている主人公が、ひょんなことから失踪した大企業のご令嬢の捜索を任されてしまうという物語です。

基本的には飽きずに楽しく読むことができましたが、失踪したご令嬢の居場所を予測して、見つけるまでが順調に行き過ぎた感があったので、もう1クッションあったらもっとよかったと思いました。

ラストシーンで畳みかけるように物語が進んでいく様はとても心地よかったです。

ラダーシリーズのレベル5になると、語彙に制限がないので、知らない単語が多く出てくる傾向にありました。

初級レベルの方は、レベル5で読みたい本があっても、まずはレベル1, 2から始めていくことをオススメします。


5. 最後に


いかがだったでしょうか。

ジョン・F・ケネディー・ストーリーと、華麗なるギャツビーは特にオススメします。
誰にでも読みやすいのは、ジョン・F・ケネディー・ストーリーだと思います。

全て個人的な評価・感想ですが、
何を読めばいいか分からない方や、
なかなか読む気が起こらない方にとって、
当ブログの感想が本を手に取る良いとっかかりになればいいかな、
くらいの気持ちで書いています。

また、当ブログでは、TOEICのリーディング学習として、
ラダーシリーズを読むことを推奨しており、
本を選びや読む際における注意点についてこちらの記事で紹介しています。

よろしければ、ぜひ参考にしてみてください。

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