ここでは、私が読んだラダーシリーズの評価(オススメ度)とちょっとした感想などをお話しします(第2回)
なお、オススメ度は、5段階評価で★マークで示していきます。
また、オススメ度と感想はともに、超個人的なものです。
ラダーシリーズをこれから英語学習に活用しようという方々の参考になればと思います。
また、本を選びや読む際の注意点についてはこちらの記事で紹介しています。
よろしければ、参考にしてみてください。
1. 緋色の研究 A Study in Scarlet
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著者:Conan Doyleジャンル:ミステリー小説
レベル:3
オススメ度:★★★★☆
語数:20,670
感想:
後半2/5くらいが犯人の動機に関する回想シーンで、小五郎がいたらコナン君の麻酔針がなくても寝落ちしそうなくらい長かったです。しかし、この回想が物語全体に納得感とドラマを持たせていたので結果的に良かったと思いました。
シャーロック・ホームズのシリーズはこの後もたくさん読みましたが、こちらが推理する余地がなく、シャーロックが最後に結論を言うだけの物語や、推理かと思いきやサスペンスや冒険の物語だったりすることが多かったです。
一応、ミステリー小説ではあるのですが、推理要素がしっかりある作品は少数派な印象でした。この『緋色の研究』はその少ないうちの1つです。
(ラダーシリーズで取り上げられている数作品の範囲内の話です)
2. ABC殺人事件 The ABC Murders
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著者:Agatha Christieジャンル:推理小説
レベル:4
オススメ度:★★★★★
語数:12,100
感想:
よくみる推理小説やドラマは、主に物的証拠や時間的制約(アリバイ)といった物理的側面から事件を解くものが多い気がしますが、この小説では、主に心理的側面から事件を解決していて新鮮でした。
アガサ・クリスティーの作品は、これ以外にもいくつか読みましたが、読者を惑わすようなセリフや展開を絶妙なタイミングで入れてくるのがとても上手い印象でした。また、こちらに考える余地のある推理小説が多い印象でした。
3. シャーロック・ホームズの傑作短編集 From the Files of Sherlock Holmes
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著者:Conan Doyleジャンル:ミステリー短編集
レベル:3
オススメ度:★★★☆☆
語数:20,580
感想:
長編と比べると、人物描写や推理が味うすな気がしました。
読者を惑わす演出が少ないせいか、なんとなく犯人が分かってしまうので、長編を読んで、それと同じものを期待して読むと微妙に感じます。
個人的にはつまらないわけではなかったので、最後まで読めましたが、2周はしませんでした。
4. シャーロック・ホームズの思い出 The Memoirs of Sherlock Holmes
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著者:Conan Doyleジャンル:ミステリー短編集(推理・サスペンス)
レベル:3
オススメ度:★★★★☆
語数:24,100
感想:
4つの短編のうち、最初に収録されている『グロリア・スコット号』は、これまで読んだホームズの短編の中で1番のお気に入りになりました。というのも、他の短編に比べ、推理小説としての側面が強かったからです。
その他は、こちらが考える余地が少ないものでしたが、最後に収録された『最後の事件』は感慨深い作品でした。
5. 最後に
いかがだったでしょうか。
今回はミステリー小説4冊を紹介しました。
まあ、私が読んだものを時系列の順に紹介していっているだけなんですけどね。
今回紹介したミステリー4冊についてざっくりまとめると、
コナン・ドイルのホームズのシリーズは、広義のミステリー小説のシリーズであり、作品によってサスペンスから推理まで様々。
アガサ・クリスティーのポアロのシリーズは、大抵の作品が推理小説。
という印象を抱きました。
私自身はどちらも好みではありますが、どちらかと言えば、ごちゃごちゃ考える推理小説の方が読んでいて楽しい気はします。
全て個人的な評価・感想ですが、
何を読めばいいか分からない方や、
なかなか読む気が起こらない方にとって、
当ブログの感想が本を手に取る良いとっかかりになればいいかな、
くらいの気持ちで書いています。
また、当ブログでは、TOEICのリーディング学習として、
ラダーシリーズを読むことを推奨しており、
本を選びや読む際における注意点についてこちらの記事で紹介しています。
よろしければ、ぜひ参考にしてみてください。
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