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2020年6月1日月曜日

自己分析の仕方 [改訂版]|ES&履歴書編


こんにちは、ブリキらっこです。

ここでは、私が実践した自己分析の方法について紹介します。
(方法というより手順な気もします)

『頑張ったこと』の書き方、または『自己PR』の書き方を読んできた前提で話を進めるので、まだの方はそちらを読んできてください。

後半は、個人的におすすめしない自己分析の方法についてお話しします。それは、ノートに書き出す方法やマインドマップです。当然、人によってはそれらが良い場合もあるので、参考程度に受け取っていただけたらと思います。

では、さっそく始めましょう。




1. 自己分析の方法・手順


私の場合、色々試した挙句、最終的にはエントリーシートや履歴書の内容を作りながら、同時に自己分析も行うという方法が一番肌に合ってました。

そのため、今回解説するのは、自己分析の方法というよりは『頑張ったこと』や『自己PR』を書く過程で、同時に自己分析を行う手順と言った方が正しいかもしれません。

ステップとしては、次の3ステップです。



(1) 『能力』を伴った『経験』を複数掘り起こす


まずは、『能力』を伴った『経験』を思いつくだけ掘り起こします。

ここで、その『経験』の内容は、研究や資格、留学といった学業関連のものだけでなく、
アルバイトでも、サークル活動でも、基本的にはなんだってかまいません

ただ、『能力』が伴っていることは絶対です。でなければ、マインドその1を満たせず、あなたを魅力的に見せられる回答は作れません。

たとえば、真面目な研究の『経験』でも、

「研究?あー、なんとなくできました。余裕でしたよ?」

で終わってしまうような内容ならダメってことです。

「そんな『能力』を伴った『経験』なんて思い当たる節ないよ」

という方は、ひとまず『経験』をたくさん掘り起こしてから、その中で自分が活躍したような場面はなかったか、探ってみると良いです。

ついでに、『頑張ったこと』の書き方でコツ(2)として紹介していますが、『能力』を伴った『経験』には、起承転結を作りやすい『何かを乗り越えた経験』を持ってくるのが、次のステップに進むにおいても最も簡単で効率が良いです。

(2) 1つの『経験』のエピソードを起承転結でざっくり書き出す


掘り出した複数の『経験』の中から1つを選んで、起承転結をもってざっくりとその内容を書き出します。

このときの注意点として、あくまでもあらすじ程度で済ませて、『頑張ったこと』の書き方の悪い例『自己PR』の書き方の悪い例のように、グダグダと語らないことです。

また、この時点では『性格』の要素が不十分で、淡々とした文章になっていても構いません。


(3) 起・承・転・結の各ポイントで『性格』が見えてくる行動や環境を探す


ここでは当時の自分がどう思ってどう考えて行動していたか振り返ります。そして、構成は気にせず、ひとまずストーリーに付け加えていきます。(文章の体裁は後で整えれば良い)

そうすると、自然と『性格』を伴った人間味のある文章になってくるはずです。

ストーリーにドラマを持たせるために、このステップが一番重要になります。

また、面接では面接官から深掘りするような質問を聞かれることもあるので、このステップでよく整理をつけておくことが大切です。

ついでに、『経験』が『何かを乗り越えた経験』の場合は、起承転結の承から転への続く、逆境を乗り越えるシーンで、「セリフ」を加えてお気持ち表明コツ(2))することで、自分がピンチのときにどう考えて乗り越えてきたかを、より効果的にアピールできます。



以上で、3ステップはおしまいです.

しっかり順番通りにやるというよりは、必要に応じて柔軟に各ステップを行き来すると良いと思います。最後は、文章を整えて完成です。

ここで、ステップ(3)に関して、

「当時の自分が何をどう思って考えて行動していたかなんて覚えていない」

という人がいるでしょう。
その場合は、今の自分だったらどう思って行動するだろうか、と想像してみてください。

あなた以外あなたの気持ちなんて知りようがないので、それしかありません。

また、あくまでも補佐としてですが、自分の『性格』を把握する方法は以下の2つがあります。各方法とも、どの系統の『性格』でストーリーを組むか、という大枠の方針を決めるのに役立ちます。

(1) 性格診断ツール

(2) 周囲の人にインタビュー

それぞれツールや注意点など、簡単に説明します。

(1) 性格診断ツール


性格診断ツールは、ある程度有用だと思います。(個人的に、占いは全く信じていませんが、性格診断はある程度信用して良いと思っています)

リクナビマイナビでは、無料で提供している性格診断・自己分析ツールがあります。(これらのサイトは、就職活動を進める上で必須になるので登録しておきましょう)

特に、マイナビの方は性格から適職までを詳細に診断してくれます。

また、一般でも16Personalities (MBTI)など無料の有用なツールもあるので、利用してみると良いと思います。

個人的には、この16Personalitiesの診断で同じ系統の性格タイプの先輩から就活のアドバイスをいただき、それらが就活を進める上で一番のヒントとなりました。

よって、周りで似た性格タイプの先輩を探して話を聞くのも、話を飲み込みやすくて良いのではないかと思います。(ついでに私の性格タイプは、分析家(系統)の中の建築家 INTJ-Aです)

(2) 周囲の人にインタビュー


性格診断ツール以外には、他の人に客観的な意見を求めるという方法もあります。

ただし、遠慮されてはあまり意味がないため、気の置けない友人や家族から話を聞くのが良いと思います。


2. ノートに書き出す方法やマインドマップはオススメしない


ノートに書き出す方法とは、

自分の人生経験について、当時の状況から気持まで、できるだけ詳細にノートに書き出すことによって、自分への認識や理解を深めるというものです。

私自身、最初はノートに書き出して自己分析を行おうとしていました。
(その経験談についてはこちら

しかし、この方法は全くオススメできません

というのも、結論から言えば、ノートに書き出す方法では、無駄が多くて、不適切な自己分析になりやすいためです。

このように言う根拠として、この方法では「自分への認識や理解を深める」ためのノートという体裁で自分のことを書き出していくので、その内容が自分の欠点を振り返るだけの憂鬱ノートになる可能性だってあるということです。

というか、実際そうなるパターンが多いみたいです。昔の私を含め。

そうなると、そのノートは就活のためには不適切なものとなってしまいます。だって、就活って自分の魅力をアピールすることが目的ですから。

それに対し、ノートの内容が的外れになってしまっては意味がありません。

「じゃあ、自分の魅力をアピールするっていう目的はもう分かったし、それを意識してノート作れば問題なくね?」

と思っているかもしれません。

しかし、それでもきっと、ES&履歴書作りに大して役に立たないノートになってしまうと思います。

なぜかというと、この方法には、もっと本質的な意識・考え方不足しており、どう書き進めれば良いのか分からないからです。よく分からないまま必要ないことまで書き連ねたノートなんて、後で読んだってよくわかりません。

「なら、その本質的な意識・考え方ってなに?」

それを『就活のすゝめ』シリーズでは、『マインド』と呼んで紹介してきました。特に、『頑張ったこと』や『自己PR』に関してはマインドその1です。

「なら、マインドその1に従ってノートに書き出していけばええやん」

という話になりそうですが、それが今回紹介した『自己分析の仕方』です。

つまり、私が散々否定したノートに書き出す方法は、当記事で紹介した方法の劣化版なわけです。

よって、全くオススメしません

そして、これはマインドマップも同様です。ノートに書き出す方法よりは、多少情報は整理されるかもしれませんが、やっていることは大して変わらないと思います。

ノートに書き出す方法マインドマップも、例えるなら、

風呂屋に行くつもりなのに、特に何も考えずに風呂敷の上に物を広げるだけ広げて放置するようなものです。

これでは、いざ、風呂屋に向かうとなったとき、風呂敷の上は重要でないものだらけで、しかも何が重要なのか分からない状態です。

対して、私が就活基礎編から当記事まで解説してきたのは、

風呂屋に行くという目的に沿って、予め重要なものだけを選ぶための考え方と、風呂敷にきれいに荷物をまとめる方法、みたいなものです。

この例えで、なんとなく分かってもらえるでしょうか?


今回は以上になります。

最後に、今回『自己分析の仕方』を、私なりに筋を通して解説してきましたが、私の方法が絶対正しいなんてことはないと思います。

私にとってちょうどよかっただけで、人によっては違うプロセスが良いかもしれません。

よって、あくまでも参考程度にしていただければ良いと思います。

続き≫『志望動機』の書き方
目次≫就活のすゝめ

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